教集18 昭和二十八年一月六日(4)

▽前節から続く▽

 それから注意したいことは、浄霊するのにどうもまだ「一生懸命」にやるきらい<ヽヽヽ>があるのです。この「一生懸命」にやるのが一番いけないのです。「一生懸命」にやると人間の力が加わりますから、できるだけ一生懸命にならないようにしなければなりません。春風に吹かれているような気持ちで、少し極端ですが「面倒くさいが、かわいそうだからやってやる」というくらいの軽い気持ちでやるのです。なおしてやろうという気持ちは結構ですが、それだからといって一生懸命にやると手に力がはいるのです。ですからできるだけ軽い気持ちで、いま言ったようにするのです。私は浄霊をしても決して一生懸命にやっていません。「みんながかわいそうだから」というつもりでやっているのです。そうすると非常に効き目があり、時間が短くてすみます。これはふつうとあべこべですからよく間違うのです。いままではなにごとも一生懸命にやる癖がついてますから、そこに注意して、どこまでも一生懸命にならないように練習するのです。そうするとずっとなおりがいいです。これはたいへんな違いです。

△御講話おわり△

「『御教え集』十八号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p352」 昭和28年01月06日