教集18 昭和二十八年一月五日(2)

▽前節から続く▽

 それから浄霊について話したいことは、いつも力をぬけ<ヽヽヽヽ>ということを言いますが、力をぬくというだけでは足りないのです。というのは、みんな「一生懸命」にやりますがそれがいけないのです。「一生懸命」にやるがためにどうしても力がはいるのです。ですから「なんだこんなもの、一生懸命にやってもしようがない、かわいそうだからやってやれ」というような、ばかにしたような気持ちでやるのです。ですから「一生懸命」にやるといけないのです。「ええい面倒くさいな」という気持ちだとよくなおります。これはおもしろいのです。だから一生懸命だとなおりが悪いのです。一生懸命にならないとなおりがいいのです。あべこべです。しかし神様にお願いするのは一生懸命でいいのです。「どうか楽にしてもらいたい、なおるようにしてもらいたい」というのは結構ですが、浄霊のほうはいま言ったようにごく軽い気持ちで、なおそうと思うのは結構ですが、なおそうと思うだけであって、手に力を入れたり、一生懸命な気持ちが浄霊の手のほうにいってはいけないのです。浄霊は軽くなんでもない気持ちでやるのです。試してごらんなさい、そうするとなおりがいいのです。

▽次節に続く▽

「『御垂示録』十七号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p343~344 祈り・祈祷・祈願,浄霊法講座,浄霊法変わる」 昭和28年01月05日