教集18 昭和二十八年一月三日(7)

▽前節から続く▽

 箱根の神仙郷はそれでだいたい完成です。それが写って、今度は熱海の瑞雲郷がどんどん進むわけです。それでいずれ熱海にも美術館を造るつもりですが、これはだいたい箱根の三倍くらいにしようと思ってます。敷地がせまいので、もっと拡げるように指図してありますから、もうじきそれが拡がることになってます。それから京都も四月あたりに行っていろいろ案を立てて、敷地だけをボツポツかからせるつもりですが、このほうの設計は頭の中にはだいたいできましたから、今度は頭から言霊<ことたま>になって、それから物質になるのです。

 すべて順序というものは最初は頭の中です。これは霊界にできるのです。それでこれを、こうしろああしろという言霊に出て、それから本当に物質が現われる、という順序です。それでいまは頭の中の霊界では設計ができてます。それで四月に行って、今度は言霊の設計をやるのです。そこで言霊というものは非常に重要なものです。それはだれがやることでもそうです。たとえば、ここならここで思いますが、それは霊界にはすぐにできてしまうのです。私でなくてもだれでもそうです。ただ私がやると霊界でのでき方がはっきりするのです。ですからはっきりと間違いなくいくのです。それがふつうの人なら、そういうようにこしらえてもじきに消えてしまったりするから中途でいろいろ故障があります。中には物質にできあがってからでも中途でオジャンになるのがあります。

 そういう今年の計画なり運びなりのだいたいをお話ししたわけです。

△御講話おわり△

「『御教え集』十八号、岡田茂吉全集講話篇第九巻p341」 昭和28年01月03日