〔 質問者 〕貧の御浄化という場合に、曇りがあるために抜けられないという状態でございますが、御用を励まさせていただきますと、そのために。
【 明主様 】それは霊界の地位によるのです。貧乏しているのは、貧乏をする地位にいるのです。ここの層は貧乏の人の霊界です。そこにいるということは、それだけのものがあるからです。そうして上に上がって、ここは貧乏がだいぶ楽な世界になるのです。ここ(さらに上層)に行くともう豊かな人の世界です。そういうようなもので、霊界の地位の問題です。だからどうしても、しようがないのです。それで地位を上がらなければならないのです。地位を上げるには浄まらなければならないのです。そのためには自分が苦しむとか、人を助けるその手柄、その働きによって早く上に上がって行くということです。だからこの辺に行けば物質に恵まれ、良いことの世界なのです。またここまでには時期が行ってないからこの辺(ちょっと下層)までは行けるのです。結局霊的状態、霊的地位が上がるということが一番です。
「『御垂示録』十六号,講話篇第六巻p327~328」 昭和27年12月01日