昭和二十七年十二月一日 垂録16 (13)

〔 質問者 〕本年九月二一日入信の五五歳の男でございますが、一〇月二一日に御守り様を失いました。そのことにつきまして、お詫びとお伺いをさせていただきます。入信する一週間前に炭竃が焼け、その二、三日後に家の中にあった、ぜんぜん火の気がないストーブから火が出て、周囲に積んであった薪だけが焼え、家にはぜんぜん火がつきませんでした。御守り様をなくした当日は、家のまわりで仕事をしており、お昼にはございましたそうですが、夕方に御浄霊を頼まれて気がつきましたそうでございます。本人は、外した覚えはぜんぜんないそうでございます。お詫びならびにお伺い申し上げます。なお樺太よりの引き揚げ者で、蛇を殺すのが好きで、当日もマムシ何匹かを背中を割って吊ってありましたそうです。蛇を殺しておりますので、そのほうのことで、なにかあるものでございましょうか。

【 明主様 】蛇と火事は関係ありません。それからどうしました。

 

〔 質問者 〕お詫びをいたしまして、もう一度いただくようにいたしております。

【 明主様 】それで良いです。火事は結構なのです。さっき言った通り資格が足りなかったので、汚いものは焼いて、それだけ浄めたために入信できるというわけです。それから御守り様がなくなったのは、蛇とかということでなく、他に意味があるのです。それはいまに分かります。御守り様がなくなるとか汚すとか、いろいろなことは深い理由があるのです。

「『御垂示録』十六号,講話篇第六巻p324~325」 昭和27年12月01日