昭和二十七年八月二十五日 『地上天国』三十九号

――明主様の言われた自然栽培法を実施せんとして、畑に有肥藁を入れたところミミズが多量に湧き、ミミズの多量ほど良くできました。なぜミミズは湧くものでしょうか。米国のコネチカットの東部で農場を経営しているクリスタファ氏は「ミミズの排世物はふつうの表土に比べて窒素五倍、リン七倍、カリ一一倍、マグネシウム三倍の量を含んでいる」と分析結果を報じていますが、ミミズの排泄物は自然栽培に良いものでしょうか、ミミズは地球になんの目的をもって湧くものでしょうか。「ミミズは生き、作物に害はしない。また地中深くもぐるので通気量を六〇―七〇%も増加させ、同時に排水を良好にして植物の根の発育を助けている」とありますが、ほんとでしょうか。ミミズの排泄物で栽培した食物を食べたら、人体にどのような影響を及ぼすものでしょうか。

 右御垂示のほど謹んでお願い申します。

 ミミズというものは非常に必要なものである。それは土を固まらないようにするとともに、あまり湿らないように調節するし、また熱を吸収して土を温めるし、害虫を食うというように、種々な働きをするから結構だが、排泄物が肥料になることは決してない。

――私は昭和二六年一二月、妻、二男とともに入信、その後、母、長男と家族一同入信し、本年三月、御神体およびお屏風観音様を御奉斎させていただきました。

 私の父は大正一三年の暮れに、家の向かい側道路を挟みました所に現在の雑貨店を建てるため畠を埋め立て、そのとき横にあった古い小池もついでに埋めてしまいました。それから二年後の大正一五年に父は突然脳膜炎にて死亡し、四五日後に私の弟T(一〇歳)がまた脳膜炎にて死亡いたしました。また私の姉は妊娠中離縁となり、子供は安産いたしましたが乳を飲まずに死亡いたしております。私の家内S(四〇歳)が二〇歳で嫁に来て三、四年目に神経痛で右足が跛になり今日に至っています。私の二男Y(一四歳)は三歳のとき小児麻痺となり、両足がぶらぶらになりましたので、H病院にて脊髄注射八本いたしました。医者より、病気が重いので請け合われないと言われましたので、その後は家にて電気治療(自の魂)を半年続けましたが、別になんの感じも変化もありませんでした。なお服薬は奇応丸、膏薬湯(煎薬)療養の泉など一年半、そのほか薬湯、マッサージなどもいたしました。二、三年前また脊髄注射四〇本いたしましたがよくならず、悩んでいましたところ、このお道を知り、御浄霊により現在はたいへん良くしていただき、膝より下足首がしなしなしておりますが、杖なしで歩行できるまでにしていただきました。母E(七〇歳)は、二七年二月末ごろより左膝がリウマチのごとくなりましたが、これも御浄霊によりたいへん楽にさせていただいております。父の死亡後は天理教を信仰し、仏壇は別に祀っておりましたが、現在は天理様の祭壇の中にも仏壇にもお屏風観音様をお祀りしております。父弟と死亡し、家族五人中三人まで足の悪くなりますのは、他の龍神の崇りでしょうか。もしそうですとそのお詫び、お祀りの方法はいかがいたしますればよろしいでしょうか。また御浄霊の箇所を御垂示賜りたくお願い申し上げます。

 これはあなたの思う通り、龍神の崇りもあるが、薬毒も大いに禍しているから、なるべく早く龍神を祀らなければいけない。それは所属の支部長に頼めばいい。薬毒はできるだけ多く浄霊すればよい。とにかく気長にやれば治るから安心しなさい。

――私の弟K一四歳(義弟)。小さいときより偏食がちでありましたのですが、最近非常にひどく、食事のとき副食物として削節以外はなにも食べません。御浄霊は毎日させていただいています。一家みな入信いたし、現在支部として御用をさせていただいています。家はバス会社(乗合自動車)を経営いたしています。S家には子供はなく、みな養子でございます。

 なにかほかに霊的関係でもあるのでございましょうか、御垂示のほど謹んでお願い申し上げます。

 この子洪は、猫の生まれ替わりで、それで鰹節ばかりを食うのである。浄霊は頭全体と、特に前頭部を目掛けてすればいい。長くはかかるが、だんだん治るものである。

――I・M(九歳)。生後一〇〇日くらいのころ突然引きつけ、小児麻痺の状態となり、医師の診断の結果、腸の熱からとのことにて一ヵ月余り通院いたしましたが良くならず、その後あらゆる手をっくしましたが相変わらずますます病勢悪化するのみでした。

 ちょうどM四歳のとき初めて浄霊をいただきました。その当時は「日本浄化療法」と申しておられました。それ以来、長女K、私次女U、三女Y、主人Sと入信、光明如来様、御屏風観音様と奉斎させていただき、昨年大光明如来様をお祭りいたしておりますが、御用は家事のひまひまに私だけがお恥ずかしいほどですがさせていただいております。

 Mの病状でございますが、四歳当時は立つこともはうこともできませんでしたが、だんだんと手も足も生育してまいりました。立つことも歩くこともぼつぼつながらできるように御守護いただき、まことにありがとう存じます。

 ただどうもおかしいことには、汽車の通る音とか人の咳払いなどに非常に驚き、家の外に出てかくれたりして困ります。

 父親(Mの)の実家は信州ですが行方不明になった者、また汽車に轢かれて死んだ者も一人あり、長男(Mの兄)Jは戦死いたしておりますが、それぞれお祀りさせていただいておりますが、なにかこれらの人々と霊的に関係ありましょうか。関係ありましたらどんなにいたしましたらよろしいでしょうか、お示し願います。

 また御浄霊はどこに重点をおいたらよろしゅうございましょうか、御教え願います。

 これは轢死した霊の生まれ替わりで、その恐怖がしみついているのである。咳払いを恐れるのは、そのとき側にいた人のが聞こえたので、汽車の音とともに耳に残っているのである。信仰さえしていれば年々よくなるものである。

――明主様、日々御守護まことにありがとう存じます。私は娘とともに昭和二六年一二月五日入信させていただきました者でございます。

 私の祖母は大正一四年春ごろより「リウマチ」になり、膝から下が動かなくなり、膝にて歩いておりましたが、昭和二年一二月二六日ついに全快をみずして帰幽いたしました。

 私はS家より大正一〇年現在のI家に嫁ぎました。I家は日蓮宗にて、私ども夫婦は当家に両人とももらわれし者にて、主人は六歳のときにまいり、まったくの他人相続でございます。

 I家の先祖でやはり「リウマチ」にて明治三八年に亡くなられた人もあります。

 私は二九歳のとき産後、肋膜、肺炎にて、約七ヵ月入院いたしたこともございます。なお子供は生後六日にて死亡いたしました。

 その後私たち二人には子供なく養女を迎えました。私の主人M、五九歳が二一歳より鉄線業を経営いたしておりますが、社員の中で一〇年前より左足を痛めておりましたところ、昭和二四年一月ごろより、このたびは私が「リウマチ」となりました。ちょうど亡くなった祖母と同じ症状となりました。主人も昨年一〇月一七日から約一ヵ月くらい左の足が痛んだことがございます。

 私は「リウマチ」になりましてより、鍼、灸を七ヵ月くらいいたしました。その後「コーチゾン」一〇本、「ビタミン」三〇本、「ペニシリン」三〇〇万単位、その他胃の薬をそうとう服んでおりました。

 知人よりお道をうけたまわり入信させていただきましてからは、薬は使用いたしておりません。本年に入りまして御神体、御屏風観音様を御奉斎させていただき、日蓮宗のものは桐箱に入れ、御教え通りに別室に置いてあります。

 なお入信後は娘および信者さんより御浄霊をいただいておりました。約一ヵ月前より毎日教会の先生より御浄霊をいただいております。

 私の「リウマチ」は霊的のものでございましょうか。前に娘、私に憑霊の現象もございました。霊的といたしました場合の方法ならびに御浄霊の急所を御垂示のほどお願い申し上げます。

 これは勿論霊的であるとともに、いろいろの療法がかえって悪化を手伝ったのである。しかし元々リウマチの毒が固まったのであるから、浄霊すれば少しずつ治るのは勿論だが、なにしろ非常に固まっているから、長くかかる覚悟が肝要である。急所は膝の裏面をよく浄霊することである。

――妹、当年三〇歳、二五年一〇月浄化をいただき一一月入信、一二月に御屏風観音様を御奉斎させていただきました。

 本年四月一〇日、三女を九ヵ月で早産いたしました。出産四ヵ月ほど前より強い咳が出ておりました。また一ヵ月ほど前より下痢が一日数回ずつ一〇日ほど続きました。

 五月五日にその乳児が死亡いたしました。

 そのころよりふたたび激しい下痢が続いており、食欲がなく、日に日に衰弱いたし、床につくようになりました。毎日午後三時ごろから悪寒、熱が伴い、夕方から夜にかけて、ぬらぬらした無色の液を吐き、その後御浄霊により小康を得ましたが、六月二〇日ごろからふたたび床につくようになり、衰弱も強く同じく下痢は続いております。

 咳も激しく、無色の液が続いて出ております。ちょうど四月ごろから長女(六歳)も咳が出て日に日に衰弱いたし母と同じような浄化でございます。

 右のごとく激しい御浄化をいただいておりますが、妹は今日までひたすら光明如来様におすがりいたしております。なにか霊的でございましょうか、謹んでお伺い申し上げます。

 妹の婚家先では、夫が三歳のとき、夫の父は死亡、一二歳のころ兄が戦死いたしております。続いて姉二人が結核で死亡いたし、また続いて母も結核で死亡いたしました。

 三ヵ年間に四人も死亡いたし、夫一人が残り、親戚で育てられ、私の妹と結婚いたして現在に至っております。

 これは霊的ではない、薬毒である。この人の身体には薬毒が多くあるため、子供にも遺伝したのである。だからよく身体を触ってみれば微熱のある所があるから、そこに薬毒が固まっているので、そこを浄霊すればいいが、全治までにはよほどの年数がかかるからそのつもりで神様によくお願いし、御神書をできるだけ読んで、信仰を深くすることである。

――私は昭和二三年五月入信さしていただき、御神体は昭和二四年四月御屏風観音様とともに御奉斎さしていただきまして、数々の御守護をいただき謹んで御礼申し上げます。今回妻の浄化についてお伺いさせていただきます。私の妻K(二七)と結婚いたしましたのは昭和二二年でした。結婚前は年に一〇回くらいの月経がありましたが、結婚後は六カ月に一度くらいになりました。医師の奨めるままにホルモン注射三〇本と掻爬手術をやりましたところ、一三ヵ月間月経が止まりました。それが疥癬の御浄化をいただきましてより一ヵ月置きくらいに月経をみるまでに御守護いただき、昭和二六年四月子宝をお宿しいただきましたが、約七ヵ月目の同年一〇月に流産いたしました。その間初めより腹痛を感じまして一時間に一回くらい腹部が固くなり御浄霊をさしていただきますと、二、三分にて元通りになりましたが、流産当時にはそれが激しくなりました。しまいには固くなったのがなおらず流産いたしました。子供は全身紫に変色しておりました。三口程泣き一時間くらい生きておりまして他界いたしました。死後非常にきれいになり、すやすや眠っている赤ちゃんそのままのようでした。御守護賜りまして今回も昨年一二月末にお宿しいただきまして、ただいま八ヵ月目に入りました。最近また腹部が一日に多いときで六回くらい固くなってまいります。痛みは前回ほどではありません。妊娠三ヵ月くらいのときにわずかの出血があり、その後下りもの(白血)は現在まで続いております。御浄霊を受けますと身体全体がだるくなり、胃、腹部、腰が痛んでまいりますが三時間くらいで癒ります。また腰骨より足の付け根の間の筋が、寝て三時間くらいつり、寝返りができません。それを過ぎれば楽になります。また足が浮腫んでおります。御守護をいただき安産いたしますよう、ひたすらおすがり申し上げます。

 右腹部の固くなるのと、胃腹部、腰の痛、筋のつるのはいかなるわけでございましょうか、また御浄霊の箇所を謹んでお伺い申し上げます。

 この婦人は全部薬毒のためであって、苦痛の場所を浄霊すれば長くはかかるが必ず治るから安心しなさい。君はまだ薬毒の恐ろしいことを知らないょうであるから、本教出版物を片端から読むようにしなさい。

――私の母(六〇歳、未入信)でございますが、三年ほど前、氷の上で転び後頭部を打ちましてから、体の具合が悪く思うように働けなくなりましたので、医者へ連れて行こうと思いましたところ、急に具合が良くなり、以後しだいによくなってまいりましたが、それより約一年経ちましてから、耳が痛み始め、半年ほど軽痛を覚えておりましたが、その後急に痛みが益し、三日間に一晩くらい、夜一一時ごろより四時間ほど激痛が来るようになりましたが、そのころ私が入信させていただき御浄霊を続けましたところ、昨年一一月ごろよりは毎晩五時から明け方まで、約二時間ずつ一時間おきに痛みが来るように変わり、最近では昼間もときどき痛んでまいります。御守護によりまして、月に二、三回は耳より少量の膿が出るようにしていただきましたが、常に頭になにか被ったような気分でございます。

 弟は昨年入信いたし、私とともに御浄霊を続けておりますが、母はまだ入信の心境には至っておりません。嫁に出た姉(信者)が、痛みが長く続いておりますことを不思議に思い、原因をお知らせいただきたいとお念じいたしておりましたところ、本年五月八日、母が畑にて昼寝をしておりましたときに、小さな三尾の頭のない蛇がふわふわ眼前に浮いている夢をみてびっくりいたし眼を醒ましましたが、しばらくの間は幻のごとく眼前に見えたそうでございます。

 母は以前天井から落ちてきた小さな蛇の頭を踏みつぶして殺したことがあり、庭にいた大きな青大将の頭をつぶして殺したこともございます。また父(先年縊死いたしました)と弟が山の沼へまいりましたときに青大将を殺したこともあり、その他たびたび蛇を殺しておりますが詳しくは覚えておりません。

 右は蛇に関係がございましょうか、もし関係がございましたら、どのようにいたしましたらよろしゅうございましょうか、御教えのほどお願い申し上げます。なお御屏風観音様をお迎えすべく準備中でございますが、御神体はまだ御奉斎いたしておりません。

 これは蛇の崇りと薬毒である。早く治すには光明如来様をお祭りし、本人が入信することである。入信して光明如来様に、迷っている蛇の霊を、早く人間に生まれ替わるようにお願いすれば治る。

――H・N(六歳)。昨年一〇月結核性脳膜炎と医師より診断を受けて、三九度内外の熱および激しい頭痛と便秘、嘔吐にて入院、脊髄より水を採りました結果、激しい悪寒が伴い、そのときより半身不随となり、ますます頭痛激しく、嘔吐、食欲なく、本年六月ごろよりひっきりなしに痙攣、ウワゴト、脈の不整などますます悪化いたし、六月一三日医師より見離され、その間ペニシリン、ストマイ、ヒドラジドなど、五〇本および栄養注射など、そうとう注入いたしております。

 それより六月一三日より医療いっさい止め、御浄霊をいただくうち、御守護によりたいへん良くしていただき、私(母H・H、六月一五日)は入信さしていただいてより、ますます御守護にてよくしていただいておりますうち、再浄化にて最近全身の痙攣、頭痛が激しく、左黒眼が中心より左へよらず右眼が絶えず左右に動いており、殊に瞳孔が散大したり小さくなったりいたし、なお肩および背筋の関節が痛み、特に左足のみでした痙攣が右足にも表われ、苦しむときは全身の痙攣となり、耳が痛み食欲は子供の茶碗に一日一杯半くらいでございます。昼は夜より楽でございまして、夜間一二時過ぎになりますと(毎夜)苦しみながらも、とりとめもなき歌を歌い、汗をかき、それが堪えられなくなると、ウーといって痙攣を起します。それは明け方か朝に起ります。熱は現在ございませんが、衰弱が激しゅうございます。

 御浄霊は、前額部、延髄頸部、後頭部、腎臓などさしていただいております。

 なお私(H・H三八歳)の生まれます前に家を建てなおしたその節、屋敷より墓石のようなものが出まして、もしや墓石ではなかろうかと存じ、屋敷外に置いて、毎年お盆にはお詣りいたしますが、ちょうど家ができあがった二階で祖父が縊死いたし、なお父はいまより四年前に中国で死亡、私の従妹が小学生のとき二人一度に水死いたし、四人とも仏教で祀っております。

 また主人の兄が車のタイヤのパンクのため、爆風で即死、なお青大将および種々の蛇を何匹も殺しておりますが、娘Nの浄化は霊的でございましょうか。なお良くしていただけましょうか。浄霊の急所につき御教示賜りたくお願い申し上げます。

 これは墓所であった所へ家を建てたため、その霊の怨みと、蛇を殺したその怨みと、また誤れる医療のためなどが重なり合っているので、請け合うことはできないが、右の建てた家に一日も早く光明如来様をお祀りし、できるだけ神様の御用をし、人助けをすればあるいは助かるかもしれない。しかしこういう家は祖先からの罪穢の多いのが原因であるから、右のようにすれば罪穢が減るからそれよりほかに確実な方法はないのである。

――昭和二四年一月に保健所にて診察の結果、右肺浸潤と言われ、以後、家庭療養すること一ヵ年、その間の医療はマイシン二一本、その他、漢方薬(鯉の生血、マムシ粉末、スッポン錠)、ビタミンB、胃薬を服用いたしましたがいっこう快方に向かわず悪化し、痰は出るようになり血痰も出てました。そのうち一ヵ年経ち、翌年四月四日にお道のことを知り入信し、御浄霊いただきましてより日に日に快方に向かい、食欲も旺盛になり、体重も健康なときと同じになり、七月より布教にも赴き、農家の手伝いもし、役場の事務の手伝いもいたしておりました。本年一月に入り御浄化をいただき、症状は朝八時ごろより寒気がし、胸または首、後頭部がしまるような気がし、床につきますと一時間後にはいままでの症状はなくなり、三十八、九度の熱が出、その熱は下がらず寝汗が多く出ます。黄色の痰と黄色の小便が多量に出ます。食事は少なく、一日二杯くらいしかいただけません。いつも後頭部または延髄部が痛み、腹に熱がありましたが、去る六月二六日美術館の開館式の折、御浄霊をいただきましてより御守護により軽くしていただき喜んでおりましたが、以前の寒気と高熱は現在もなお続いております。衰弱も増してまいりました。

 現在の症状は右肺に空洞があるように思われます。御浄霊をいただきますと少し解熱し、気分もよくなりますがすぐまた熱が出ます。支部にて一二日間お世話になり御浄霊をいただきましたが大差なく、現在二日に一回くらい教師の方に御浄霊をいただいております。熱が下がらないゆえ衰弱が増してまいり、御浄霊を休みますと少し解熱し、気持ちがよいように思われます。御屏風観音様は二六年、光明如来様は本年三月一八日に奉斎させていただき、光明如来様と同時に光明様の御守り様もいただいて、四月中ごろまでは少しずつ御救いのお手伝いをさせていただいておりました。なお叔父は腸結核で亡くなり兄は戦死いたしております。以上のような状態でございますが、御浄霊はどこを主にさせていただけばよろしゅうございましょうか。また、御浄霊は一週間に何回ぐらいいただいたらよろしゅうございましょうか。また霊的関係があるものでございましょうか。以上の点について御教えのほどお願い申し上げます。

 なお、両親(未入信)が心配のあまり、ある祈祷所にお祀りいたして伺ったところ、二二年に家の東に牛小屋を新築した所に、地乾神様がおられた由にてその崇りだと言われたとのことでございます。謹んで右お伺い申し上げます。

 これは霊的関係はない、これは発病の際ほうっておけば簡単に治ったものを、それを知らないからたくさんの薬毒を入れたため薬毒病となったのである。それが原因の再浄化で浄化作用に肉体のほうが負けるので衰弱が加わるのである。この方法としては浄霊は一週間に一回くらいなるたけ安静にする。まず寝たり起きたりくらいで気長に無熱になるのを待つのである。そうなってから少しずつ発熱しない限りの運動をボツボツするようにすればいい。

――「空飛ぶ円盤」について、お伺い申し上げさせていただきます。

 「空飛ぶ円盤」の話題が新聞を賑わしてから一年以上になりますが、まだ正体が分からないらしく、本年八月一日、日本人の実見者の話を総合すると、(イ)水色がかった光のかたまりが、長い尾をひいて南から北に走りアッと思った瞬間二つに割れて消えた。(ロ)大きさは月齢五日くらいで、ダイダイ色の光だ。(ハ)突然青光りするような閃光体が現われ、高さは成層圏ではないかと思われるくらいの高度で、目撃された大きさはレコード盤ぐらいで厚みあり、進行速度はゆるやかで灼熱の発光体からだんだん赤みを帯びて海上の上空に消え去った。と言っております。

 この「空飛ぶ円盤」はアメリカ上空に多く出没して騒がれているとのことでございます。新兵器という説、そんなものとは考えられないという反説、流星という説、流星ではないという説等々、諸説紛々としております。

 この正体について御垂示のほどお願い申し上げます。

 これについては、世間で考えるようなものではない。非常に神秘的なものであるから、いずれ詳しく書いて、『栄光』に載せるはずである。

「『地上天国』三九号、昭和二七年八月二五日」 昭和27年08月26日