〔 質問者 〕製材業をいたしておりますが、山に木を伐りに行く場合に、代わりの木を植えるということができませんが。
【 明主様 】製材業はまた違うのです。そういった職業的のは……ちょうど職業的に魚を獲る漁師は……それはぜんぜん怨まれないことはないが、よほど少ないのです。娯楽でやるのは非常に怨まれる。というのは、同じ怨みでも職業的にやった怨みというものは、ごく強く怨まないのです。それから娯楽でやったほうは根本的に人間のほうが悪いのだから、弱いわけですから、そこで怨みを受ける。
〔 質問者 〕木を一本か二本。
【 明主様 】そういうことはしなくて良い。そういうのは一年に一度か木の供養をするのです。お札に「万木の霊位」として一年に一回なりするのです。
〔 質問者 〕お供え物はいかがいたしましたら。
【 明主様 】いろいろしたほうが良いです。ふつうの神様に上げるような物をすると良い。ただ木の中に天狗がいるということがありますが、怨むというのは自由ですが、ただ職業的にやるのは怨むことは少ない。一年に一回供養をすると良い。それからウナギなんかも一年に一回供養すると良い。
〔 質問者 〕場所はどういう所が。
【 明主様 】どこでも良いです。木の霊ですから室内は駄目です。やっぱり地面の上なら良いです。庭でも空き地でも良いです。
「『御垂示録』十二号,講話篇第六巻」 昭和27年08月01日