昭和二十七年八月一日 垂録12 (18)

〔 質問者 〕信者で猫を飼っておりますが、一匹のほうが蛇をくわえてまいり。

【 明主様 】つまり蛇が好きなのです。その猫は蛇を食べるのではないですか。

 

〔 質問者 〕縁の下に持ってきますが、それからは分かりません。

【 明主様 】やっぱり食べるのでしょう。別に、蛇を殺すだけではないでしょう。そのとき蛇は死んでますか。

 

〔 質問者 〕死んでおります。

【 明主様 】やっぱり食べるのです。それは、その猫に、また蛇を食う霊が憑いているのです。譬えてみれば、鳥の雉子の霊……あれは蛇を食べるのです。それから鷹だとか、そういった霊が猫に生まれ変わったか、猫に憑いているか、どっちかです。猫の性能ではないです。

 

〔 質問者 〕そこの家と関係がございましょうか。

【 明主様 】別に関係はないでしょう。けれどもぜんぜん関係がないとも言えない。譬えてみれば人間で蛇を食うのが好きな人がありますが、そういうのが死んで、そうして猫に……そこの関係がある。家で猫をかわいがっていた人かなにかで蛇を食べるのが好きな人がいて、また猫がかわいがられていたためにその人に猫が憑って……長くいるうちに畜生道に堕ちますから、猫になって、それが猫に生まれ変わってくると、そういうような意味もないことはないです。

 

〔 質問者 〕蛇を食べますほうが御神前によく休みます。

【 明主様 】それではいま言ったことが合ってきます。元は人間であったために、猫に堕ちたために早く救われたいので光明如来様にお願いするわけです。それは正守護神の指図もあります。それらしいです。

「『御垂示録』十二号,講話篇第六巻」 昭和27年08月01日