昭和二十七年七月一日 垂録11 (19)

〔 質問者 〕七歳までは元気でしたが耳が聞こえなくなり、その一週間前に父親が庭の柿の木を切り、山に行って首を切って死んでおり、それより子供の耳が聞こえなくなりました。現在二三歳で、昨年入信いたし耳の後ろが腫れ、鼻血も出るようになりました。柿の木のお祀りもいたしました。父親のほうの霊的でございましょうか。または柿の木のほうでございましょうか。

【 明主様 】柿の木を切ってから死んだんですね。かなり太いんですか。柿の木に因縁があるようですね。きっと木竜が柿の木に憑いていたんです。それが怒ってお父さんをそうしたんです。お父さんが亡くなってから、耳が聞こえなくなったんですね。なにか関係がありますね。木竜が怒って、お父さんをそうして、まだ怨みが霽れないので子供をそうしたわけです。しかし、それは一〇年以上憑いていると、離れるとかなんとか容易にできないです。

 〔 質問者 〕最近鼻血が出てまいりました。

【 明主様 】それは良いです。信仰は。

 

〔 質問者 〕昨年一二月入信いたし、御神体、御屏風観音様は御奉斎いたしております。

【 明主様 】耳の後ろが腫れてきたんですか。

 

〔 質問者 〕非常に固くなっております。

【 明主様 】それを溶かさなければならない。治りますよ。鼻血が出るのは非常に良いです。耳に関係がありますからね。

 

〔 質問者 〕一時は自動車、飛行機の音は分かるようになり、変化がございました。

【 明主様 】気長にやれば治ります。

「『御垂示録』十一号,講話篇第六巻」 昭和27年07月01日