昭和二十七年三月二十日 『御教え集』七号  (20)

三月二六日

 お天気の具合が不思議ですね。これについて、最初阿部さんから、お祭りを一週間やると言うんです。二一日から一週間だそうです。それで私が、どうも一週間は長すぎるから五日間にしなさいと言った。で、初日を二三日にして……二日遅らせて二三日から五日間になった。それで、ちょうどお天気がうまくいった。二二日は降りましたね。

 春の話をすると、今年からだんだん表面的に活動することになるんです。で、いま……現在やろうとし、行ないつつあるのは、農業の自然栽培ですね。「農業特集号」はだいぶ効果が見えつつあるようです。で、それについて、広川農林大臣の話に良くそれが現われているんです。大臣いわく、これから硫安をなるたけ使わないようにしろ。どうも硫安はいけないというんで、これから自給肥料を使うようにしなければいけない。と言っているんです。自給肥料はいわゆる堆肥ですからね。堆肥とは言えないんです。はっきりはしないながらも、どうもこっちの宣伝みたいになっている。それから虫害なんかも、薬剤が適当でないと、かえって増える。だからその点も大いに考慮して適切にしなければいかんと、はなはだ曖昧ですが、よほどあれに刺激されたと思える節があるんです。広川という人は、去年も「特集号」を出しましたが、あのときも大臣だったんです。あの後にやはり、あまり化学肥料に頼ってはいけないということを、なにかしゃべったことがあるんですがね。ははあ、おかしいなと思ったことがありました。今年は少し強めた……よほど進んだ言い方だったので、おもしろいと思った。よほどあの人の心は動いてますね。それからだいぶほうぼうから問い合わせもあるようですが、あの新聞を見た限りの人は、じゃ一つやってみよう。というような農民はずいぶんできただろうと思いますね。で、結局ちょっとでもやれば、だんだん解ってくるんですからね。そこにもっていっていままで信者さんがやったのを、村などの、隣近所の人が非難したり、嘲笑したということが大いにあって、ずいぶん苦しんだ。それがお蔭話なんかにたくさんありますが、そういうこともずいぶん軽減されるだろうと思います。ものというのは少しずつチビチビやっていると、先方でなんだかんだ言うんです。思いきって大胆に、高飛車にやるんです。そうするとかえって沈黙するんです。やっぱり逆効果の一種ですがね。「特集号」は農業団体とか、公の団体に配りましたから、いずれ話題に上りますから……「ああ村長さんはこういうことを言っていた」と。してみるとそんな生じっかなものではない。あんまり馬鹿にもできないというような観念が起りますから、いろんな悪口を言うのも減りますよ。やり良くなるんですね。そうこうするうちに、こっちの信者さんのほうでやっている人でも……去年あたりのお蔭話でも……今年は少しやっているが、来年から全部の田畑を自然農法にしようというのが、ずいぶんありますから、今年なんかは、その点も……肥毒がまた、一年分よけい抜けますから、成績も去年よりまた良いです。これから、年一年飛躍的に広がるということはたしかですね。

 それから後は結核問題ですがね。結核が、この間も話した通り、アメリカじゃ一番困っているんですね。アメリカでは最近非常な勢いをもって蔓延しているんです。蔓延というか……患者が増えているんですね。いまアメリカは結核が一番多くなっているんですね。そこで、今度新薬で、リミフォン(ヒドラジド)と言うので……あれを服むと結核菌が全滅する……これは人間で試験してないんです。二十日鼠で全滅すると言うんです。もっとも、いまの人間は二十日鼠と同じかもしれませんがね。しかし、本当からいうと違うんです。大きさから言っても違いますからね。たとえ、人間で全部の結核菌が死んでも、一時的なものです。いまの医学は、肺に巣食ってだんだん繁殖して行くということになっている。そうじゃないんです。それについて、今度出しますがね。つまり霊の曇りですね。曇りがだんだん濃くなって、局部的に集溜すると、無機質の植物性のようなバクテリヤが発生して、それがだんだん育つと、有機質になる。有機化するんですね。それがまただんだん育っていくと黴菌になるんです。だから結核菌というのは、湧くんです。霊の曇りからね。それを取ってしまえば良いんだが……曇りから湧くんですからね。だから、あといくらでも湧くんで、なんにもならないです。ちょうど、犯罪者が多い。犯罪者を取り締まらなければならないというのと同じですよ。犯罪を犯すのはなにが原因かと言うと、魂が曇っているんです。魂を良くしなければ駄目なんです。それに気がついても気がつかなくても、どうすることもできないから、現われた犯罪の……結果を取り締まるという……いまの理屈と同じです。ですから外殻文化で中身がない。中心がない。からっぽの文化ですね。これ(点)なんです……それでメシヤ教はチョンを入れるんです。それが魂です。これ(点)を良くすれば、これ(丸)は自然に良くなる。ですから、浄霊で霊の曇りを取るから……つまり黴菌の生産地をなくするから、根本的に良くなるんですね。そういうことも『結核信仰療法』にも書いて……世界的に、外国にもたくさん出しますからね。まあ、読まざるを得ないと思う。

 それから地上天国ですけれども、箱根のほうはこの夏までにだいたい完成するつもりです。それで、神仙郷の完成と美術館の開館式と、日光殿が拡がりましたからね。日光殿はいままでの倍以上収容できるんですからね。二〇〇〇人以上はゆうに収容できますからね。それも一時的でハまた狭くなるに決まってますから、これからお話しますけれども、だいたい六月一五日に、そういったような式だとか、お祝いだとか、そんなようなことをやる予定ですがね。で、美術館のほうも、それまでにちゃんとできるようにいまやってます。で、つい数日前に美術館に行ってみましたが、実に思ったよりも具合が良くできました。で、いろいろ種類がありますからね。他の美術館と違って、あらゆる方面にわたってますから、そうして多く飾る物と少なくて良い物とありますからね。多く飾る物は拡い所でね。それからまた、光線の具合とか陳列の具合なんていうのは、できるだけ理想的にしようと思う。どっちかと言うと、美術館の飾り方の見本として見せようと思ってます。なかなかふつう、人間的には苦心したと言いたいんですが、別になんにも苦心はしやしない。私には、行けばすぐ解るんですがね。それでやり方なんかも、よほどいままでのやり方と違って……譬えて言えば、掛物なんかにしても、床の間と同じように砂壁にして、天井まで砂壁にして、鴨居を檜の一寸五分の幅に通して、その裏に蛍光灯をずっと引くんです。そうして、鴨居はラワンという良い木でして、下は床の間のように高麗縁の茣蓙を敷いて、鴨居なんかも割合低くしてね。どこまでも床という感じを出します。それから、いろんな工芸品ですね。そういう……皿だとか蒔絵物だとか花生だとか、そんな物も……高さといろんな置き方ですね。そういうことも、目を上げたり首の痛くなるような、そんなやり方はしない。ちょうど目と合わせて、良く見えるように……まあ遺憾なくやるつもりですがね。それからビロードを張りますからね。いま染めにやってます。それから、木とか塗りの色とか、なかなか細心の注意をしてやるつもりです。ですから、一つの、そういう……美術館と言うよりか美術館芸術ですね。装飾芸術とでも言いますかね。そういったようにやるつもりです。評判になると、見物人が非常に来るだろうと思ってます。そういう設備をやってます。それから、箱根の神仙郷がこの夏できると、だいたい神仙郷というのは地上天国の模型ですから、宗教的本山という意味はないんです。日光殿なんていうのは、間に合わせに、ああいうようにしたんです。いずれ本山を造らなければならない。それはケーブルを越して半町ばかり行くと、左側にツツジ畑を作っている所があるが、あそこです。ちょうどホーロクを伏せたようになっていて、地形が実に良いんです。強羅では一番良いんです。神仙郷より良いんです。それで、両側に谷川があって、そうとう長い橋を掛けることになりますがね。その間が穏やかな山になっている。これは岩やなにかないから、平らにするのは簡単なのですね。ですから神仙郷ができると、すぐにそっちの地形……敷地を作る段取りになるんですがね。それも四、五年前から計画して、土地も安く手に入れて、最初七〇〇〇坪買った。いまあそこが観光地の中心みたいになりまして高くなりましたね。それから、その下のほうも去年五〇〇〇坪買いました。一段下りた、右手のほうですね。そこは将来宿舎を作ろうと思ってね。宿屋で泊まらなくて、そこで泊まれるように……会別にでもしてね。そうして、何軒も作るつもりです。これは天理教でやってますが、これは天理教のまねするわけですが、良いものはまねしたほうが良いですからね。そこに、敷地がちょうど五〇〇〇坪くらいできましょう。それで後ろから横にかけて杉林になってますからね。そこの真ん中に白亜の殿堂を造るつもりです。外観も非常に良いと思いますね。そこは全部椅子にして一万人入ると思うんです。で、まわりも敷地が拡いですからね。どうやら二、三万人くらい入れることになるね。一万人と言ったら日本一ですよ。いままで一番大きいのが、浅草の国際劇場で、五〇〇〇人ですからね。あそこに行ってみると、ずいぶん大きいですからね。後ろのほうは眼鏡でなければ見えないくらいですからね。一万人と言えばずいぶん大きなわけですね。この建築もだいたい頭の中にできてますがね。また、熱海のメシヤ会館とは違う様式です。そうして、そこに行くのに、神仙郷からとすると、ケーブルが邪魔になるんですね。ケーブルを渡るのがたいへんなんです。今度ケーブルの下をトンネルにして行くというようにするつもりです。それについても、ちょうど……公園の角……こっちが神仙郷の角、こっちが渋井さんで、この角が以前『光』新聞の時代に三尋木さんが住んでいた所ですね。その一角ですね。公園の角……そこが低い所になっている。どうせ美術館ができると外人なんか来ますが、自動車の置場がなければならない。四〇〇坪ばかりあるんですが、それは会社の地所です。登山会社の土地です。寄付しろと言ったところが、どうも寄付することはできないので、お貸しするということになって……こっちは、借りればなお良いから……そこはトンネルの土で埋まることになる。なかなかうまいことを神様は……と、感心します。それで、角の所の宿舎みたいな所がありますが、あれもいまの埋めた所に……後ろのほうに移築して、そこはまた、どこかの会の宿舎になるでしょう。そこで美術館の切符売場は、ちょっと上がった所に作って、いまある宿舎に待合所を作る。やっぱり、美術館というのは、落ちついて見なければならない、後々押されては落ちついて見れないから、人員を計ってね。で二、三百人くらい掛けられるような休憩所を作って、休んで、それから橋を渡って見に行くというような方法にするつもりです。そんなわけで、神仙郷の茶室の、公園に面した広い所ですね。あそこの土工をやってますが、ごく穏やかな、いくらか斜面になった広場ですが、かなり広い……そこに、モミジを植えるつもりです。そこからモミジを美術館の横手の谷のほうまで両側に植えて、全部でモミジが三六〇本ですね。そうして、モミジの広場は、考えた末全部苔の……去年京都の苔寺を見たとき、ああこういうものをこしらえようと、ちょっと思った。ちょうどあそこが良い。それにモミジの枝がたくさん繁ると、あまり日が当たらないで……北だからジメジメしている。苔は種頼を混ぜるほどおもしろいです。苔寺は三十幾種類とか言ってましたが、あれよりもっと多くしてね。だから信者さんで、近所であるいは自分の家の庭でも良いが、苔のある人は持ってきてもらいたい。それは、この夏かあるいは早くて入梅ごろか、あるいは秋になるか、それは植木屋の都合で分かりませんがね。あそこはずいぶん拡い所ですからね。全部、信者さんの苔の喜捨で埋めちゃいます。紅葉すると、下が青でいくという対照はおもしろいと思う。そういうふうに、あそこをするつもりです。モミジも全部紅葉する、下枝の張ったようなのを探させたら、この間行ったとき三〇〇本買ったと言うんです。前からあるのが五、六十本で、やっぱり三六〇本ですね。神様はそういう勘定にするんですよ。まだ計画がありますがね。時間がたんとないから、そのくらいにして。

 熱海は、これはどなたもチョイチョイ見ているでしょうがね。いまツツジ山ですね。あそこがもうじきできあがりますが、あれがおもしろいので、最初二〇〇〇本植えるつもりだったんです。足りないと言うんで、先からあそとに植えてあったツツジが六〇〇本ありますが、それを入れても、それでも足りない。それで一〇〇〇本買うことにした。ちょうど三六〇〇本になるんです。やっぱりミロクですね。それで、三六〇〇本でなくちゃいけないということが分かる。梅が足りないと言うんで、この間聞いたら、二五〇本植えて足りないので、一〇〇本この暮れに植えるんですね。これも、なんだかんだと、三六〇本ですね。それで会館のほうは早くてこの夏、遅くも秋までにかかるつもりですがね。これは、絵図を引かしたところが、椅子席が二〇〇〇人は入れることになるんですがね。で、まわりのほうの廊下に立って、一〇〇〇人くらいですね。結局三〇〇〇人は収容できるんです。それで、その外側にコンクリートの六尺の……そこに立ったりして、結局五〇〇〇人くらいはなんとかなるんですね。それで外の一間の回廊ですね。回廊の敲の所……そこはやっぱり廂がなくちゃいけないので、硝子の廂をする。ちょうど鍵の手にして四〇間くらい硝子の天井になる。それが一間の回廊で、九尺の硝子で……網硝子ですが、それをずっとやろうと思う。所々には鉄の丸い柱で支えをする。で、玄関の上は三間四方くらいで、硝子の天井にしようと思う。できるだけ光線が入るようにする。そういうものは、だいたいできてますからね。この間技師が……外観ですが、図面を画いてきたんですが、どうも私が思うのと違うんで、いろいろ説明したが、やっぱりふつう……建築家の頭としてはそういうふうに画くんです。現代建築家としてはね。私は違うんですよ。どうもはっきり解らないらしいですね。で、先生画いてくださいと言うんです。よろしい、画くと言って、図面屋を呼んだ。で、お気に入るまでいくどでも画き直しますからという約定で、いまやってますがね。そんなわけで、それと会館と展望台ですね。展望台も、会館と一緒くらいに造るわけですね。硝子の家なんていうのはアメリカあたりでもずいぶんできてますが、今度こしらえる展望台は、まだ世界にないようですね。最初、半円形だったが、あそこの敷地が増えた……拡がったんです。それで、今度小判形にしようと思う。卵を半分に割ったようなものにね。それで、曲線硝子をジュラルミンで継ぎ足してやるつもりです。屋根は真っ平らです。下を赤い絨毯で敷きつめようと思う。そうすると、まわりの青いのと対照が良いですからね。まわりの木や草とね。その後ろのほうはいろんな、応接間とか会議室とか仕度部屋とか、そういったものを作って、その二階に展望台の小さいのをして……ちょうどお供えみたいなもので、そこを私の居間にしようと思う。そういう設計です。それで、会館のほうへはトンネルを作って、トンネルで行こうと思う。そうすると雨が降っても傘いらずですからね。まだいろんな計画がありますが、それは、これから着々としてできていきます。熱海の美術館はこっちが一段落ついてからします。熱海のほうは大規模な、それこそ世界にないというものを造るつもりです。今度の箱根のは規模は小さいが、ある意味においては世界一ですよ。だから、ずいぶん外国に知れるだろうと思ってますね。将来いろんな計画がありますが、あまりそんなこと言うと、みんなびっくりしてね。これだけでも、いったい金はどうするかというのが、信者さんの心配なんです。ところが、どうするかと心配するようじゃ、地獄になっちゃうね。心配するようじゃ駄目ですよ。心配しなければできないだろうと言うだろうが、ちゃんと神様は、何万年前から準備してますからね。

 これは私がやっている鉱山ですが……水上鉱山ですが……私はあまり発表したくないんですが、いずれ知れることですからね。少し発表しちゃおうと思う。これはつい最近ですが、すばらしい鉱脈を当てたんですね。この鉱石を、この間神岡鉱山に持って行ったところが、鉛、亜鉛、銅……この三種がとれる。見せたところが、日本一だと言うんです。それから監督局やほうぼうに……話では本当にしないが、鉱物を見せるとびっくりする。私も、いままで見たことがないが、こんなすばらしいものが……私は見たときに、びっくりもしたが、そう驚かなかった。なにも、神様がしているのに、このくらいのことはね。実は、阿部さんなんかも、お祭りのときにここに出して見せたいと言うが、大勢の人では、見られないですからね。このくらいで、七貫八百匁ありますからね。大きさを見たんでは、どうしても三貫くらいにしか見えない。このくらいで七貫八百匁でしょう。持とうと思っても、持ち上がらないです。ふつう、鉱物は石の間に金があるんです。ところがこれは、金の間に所々に石がある。ちょっと想像がつかないですよ。私の見るところでは、それより下にもっと良い所がある。もっと大きな所がね。いまのところ八寸ばかりの脈幅ですね。そんなどころでない、いまに二尺三尺の金の無垢みたいなものがある。それから、出し……輸送ですね、それも日本一便利ですよ。駅から三町ほどある。駅から大きな声すると聞こえるかもしれないですね。山から駅まで索道引いて三分くらいで行ってしまう。三分かからないですね。一直線にずっと行っちゃう。そうかといって、いますぐ売ると非常に安い。つけ込まれて安くされる。どうしても鋼、鉛、亜鉛と分離しなければならない。それで、それだけずつ売るんですね。そうすると本当の値段に売れるんです。いま一緒のやつを売ると、どんなにごまかされても分からないんですからね。一時でなく、永久にやるのは、分析機械……選鉱機と言うんですが、それでやらなければならない。選鉱機も、前にこしらえてある。予備してありますからね。それにいろいろ足すものとか、試運転とかいろいろしなければならない。それで、来月いっぱいくらいとみてますがね。ですから結局二、三カ月後には、それから出てきますから、それで、これからどんなもの作っても心配しないでください。

 けれども本当言うと、お金の御用というのほ、罪穢をそれで減らしていくんですからね……神様にね。ですから、なるべく信者にお金を上げさせたいんです……私のほうはね。信者は浄まりますからね。だから、山からあんまり出ちゃうと、信者からの寄付は、かえって必要がなくなるからね。信者にはかえってお気の毒なものですね。だからそうならないうちにできるだけ早く、大いに罪を取ったほうが良いですね。どうも、明主様なかなかうまいことを言うと思うだろうが、もし嘘だったら、たいへん信用をなくしますからね。それはたしかだから言うんですがね。

 私は、その脈はだいたいどのくらいあるということは分かりますが、それは言いませんがね。あんまりびっくりしてね。ボーッとして当分働けないようになる。四月一日からここに飾りますからね。特別面会の人だけは見ることができますよ。そんなような、私がふだんから大きなことを言うけれども、それは着々として実現していきますから、それを絶対に信じてもらえば良いですね。そうすると、その人の腹も大きくなります。どうも、信者さんの考え方というのは、どうも小乗的になりやすくていけないですね。ですから大乗……と言っても、範囲がなくちゃ、これもいけない。ちゃんと……範囲、言動ということはキチッとして……世界人類を救うんですからね。いずれ世界に地上天国というのはできます。これはヨーロッパ……アジアにできるんです。ちょうど、日本で言えば箱根ですね。これらは世界中の人たちがこしらえることになりますから、大きなものです。いまやっているのは見本なんですからね。これだって、びっくりしますから、世界中に造ると気絶しますからね。

 それから、お祭り中は浄霊しないつもりだったが、それを当てにして、それを懇望する人が多いので大まけにまけて、いつもの倍くらい時間をやろうと思ってます。二〇分くらいと思ってます。

「岡田茂吉全集 講話篇 第七巻」 昭和26年03月20日