昭和二十七年一月二十六日 教集06 (3)

〔御伺い〕 S・T(二三歳)。二三年五月ごろより左手関節部に猛烈な苦痛と熱を生じ、一カ月後に右手関節部に同様の症状があり、ついで一カ月後に右の足首にも苦痛と熱を生じ、温泉療法および薬草など多量に使用いたし、高熱および苦痛は取れましたが、同時に手首、足首の屈伸ができなくなり、また左手首内側を手術した結果、小指の自由がきかなくなりました。二六年二月入信。御浄霊をいただき、手首の屈伸はたいへん楽になりましたが、足首の屈伸はたいした変化はございません。原因および御浄霊の箇所御教示のほどお願い申し上げます。御屏風観音様はお祀りいたしておりますが、御神体はまだでございます。また家族の者はあまり理解しておりません。

【 御垂示 】 予防注射かなにかの薬ですね。屈伸ができなく……そこから出ようというのを、そこを止めちゃったからですね。小指……手術したからだ。これは、いま言った通り注射ですよ。その薬毒が、こういう所(手首)とか、足にあるんですね。それをうっちゃらかしておけば、腫れて、膿が出て治るんですが。それを温泉療法、薬草をしたから
……出ないようにした。それで……もっと溜まるべき毒があったが、固めたから出悪いから、毒のほうは他に出口を見つけた。それが、手首および足首ですね。そいつを、薬草を多量に服んだから、そこに出る勢いがなくなって固まった。そこにもっていって、手首内側を手術なんかしたから、よけいそのために、小指の自由がきかなくなった。だから、最初から、なにもしなかったら、なにも病気なんか起らなかった。いろいろして、それを固めて……金を使って痛い思いをして、暇をつぶしてやるんですからね。メシヤ教に入ったから良いが、入らなかったら、いろんなことをしてだんだん悪くする。実に恐ろしいですね。その点は野蛮人のほうがよほど偉いですよ……そんなことしないからね。文明国の人間くらい頭の悪いものはないですよ。それを解らせるのが一番の救いなんですからね。

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p423~424」 昭和27年01月26日