昭和二十七年一月二十六日 教集06 (2)

〔御伺い〕 M・I(昨年七月入信。六〇歳)。家族五人入信光明如来様を御奉斎させていただいております。昨年六月半ばごろより、口中(上顎少し奥)が爛れたようになり右頬下頚部に五分くらいの固まりができ、医診では癌だから、さっそく手術をと奨められ迷っておりましたところ、お道を知り、さっそく入信させていただき、先生方の御浄霊により、たいへん楽に、頭も以前に増して気持ち良くなりました。時折鼻血あるいは脱血などあり、最近は口中は別に変化ありませんが、食事の際、熱いものはちょっとしみる程度で、食欲に関係なく、仕事も楽にいたしております。右頬下の固まりがしだいに大きくなり、ときどき痛み、また首も曲がらないこともございますが、御浄霊により、その都度楽にさせていただいております。右の固まりは、ふつうの腫れものより固いようは思われます。入信前は二、三度風邪で休む程度にて、あまり病気はしておりません。酒はたいへん好きでございます。また青年時代に、家の鶏を相当数殺して食べたことがあり、過日「霊的病気」の御論文を拝聴させていただき、間違いを知り、でき得る限りの御用をさせていただくべく、日々励んでおります。今後いかがいたしましたら、早くお救いいただけましょうか。御垂示お願い申し上げます。

【 御垂示 】 これは癌じゃありませんよ。癌もよくありますが、頬にできる癌がありますが、私は治したことがありますがね。ところが、これをお医者は癌だと言う。しだいに大きくなり……これはたいへん良いんですよ。これは癌じゃない証拠です。癌は、よほど暇がかかると大きくもなりますがね。癌は痛みはありません。これは、もう少し経つと、腫れて膿が出ます。たいへん結構で、心配いりません。固まり……顎の固まりのためです。頸部……これを、医者は癌と言うんだな。いま言うように、膿ですから、そこを浄霊していれば良い。そうすると、だんだん穴があいて膿が出て治るという順序ですからね。霊的じゃありません。口中……やっぱり、そこに薬毒が固まっているんですから、これも、浄霊で気長にやっていればすっかり治りますよ。しかしこいつは、治ってもよく爛れますがね。これはしようがない。私なんか、いまもって舌の根のほうなんか痛いですね。よくあります。それは、昔……若い時分……五〇年くらい前に、飲み薬をやりましたからね。ヨードカリというのを二、三年やったが、粘膜からしみて出てくるんですからね。

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p422~423」 昭和27年01月26日