昭和二十七年一月十七日 教集06 (7)

〔御伺い〕 M・K(三八歳)。昭和二三年三月突然心臓の動悸が高く打ち、左半身が痺れ、舌が硬張り、医診では神経衰弱が病原とのことに医師を変えていろいろ手当てをしましたが、日々悪化するばかりで、医師は血の道からとも言い、病状は頭が悪く、肩、胸、腰と、全身の筋肉が硬張り、痺れを感じ、ときどき寒気が増し、また暑かったりいたします。また目を閉じますと、引き込まれる感がし、目を開きますと、天井や建物がまわるように思われ、体の置き場もなく困りおりますとき、昭和二五年八月、知人の奨めで御浄霊をいただくようになり、夜も良く休めるようになり、同年一〇月入信させていただきました。二六年三月ごろより耳が遠くなり、神経も手伝い一一月ごろより、また元の病状のような苦痛を感じます。御浄霊箇所を御垂示のほどお願い申し上げます。

【 御垂示 】 これは神経衰弱じゃないよ。神経衰弱で痺れるなんて、ないですからね。舌が硬張るなんて、ないよ。まるっきりでたらめですね。だから、本当言うとお医者さんに診せて、これは解らないと言うなら、偉いですよ……その正直さにおいてね、だいたい医学で解るわけがないんだからね。血の道……女だからそう言うんでしょうね。これは、後頭部から延髄にかけて固まりがありますよ。霊もときどき憑りますが、憑りきりではないです。やはり、元は薬毒ですよ。これも治りますよ。いまに健康になりますね。だから、だいたい固まりですよ……後頭部から、この辺(延髄)ね。

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p403」 昭和27年01月17日