昭和二十七年一月十七日 教集06 (3)

〔御伺い〕 F・M(昨年七月入信。二七歳)。一六歳のときに運動中に癲癇症状で倒れ、以来一年に一回くらい二、三年倒れ、それを気にいたしており、頭は痛くぼんやりし体はだるく、神経衰弱と診断され、腎臓病にもなり、一夏はのぼせるので氷枕をし通したこともあり、カラシの腰湯も半年くらい続け、種々服薬手当てをいたし、今日に至っております。仕事不能になってから二年になります。入信後御浄霊をいただいておりますが、たいした変化はございませんが、いくぶん返事をするようになってまいりました。昨年九月より就床し、最近食事が減り、朝一杯くらいしか食べず、奨めても頭が痛いと言って食べません。食後胸が苦しく、呼吸も苦しく、息もいきむ状態で、のぼせるような症状も一日に何回となく起ります。また一つ事をいつまでも考え込んでおります。山羊の乳が好きで、長く飲用し、睡眠剤もいくらか使用しております。両親も入信し、御屏風観音様は御奉斎させていただいておりますが、御神体はまだでございます。祖父は神経衰弱気味にて変死しており、その親も同じ状態で亡くなっております。祖父の位牌はお祀りしてありますが、後のは個人としてはお祀りしておりません。原因ならびに御浄霊の箇所の御教示をお願い申し上げます。

【 御垂示 】 みんな御神体を奉斎してない人ばかりですね。

 これは、霊的と体的と両方ですね。それから、薬毒もそうとう入ってますね。薬毒と霊的ですね。のぼせるというのは、頭に毒があって、そこに浄化が起るんですから、頭を良く浄霊する。腰湯……こんなようなことは、なんにもならないんですからね。かえって悪い。頭に毒がうんとあるから、頭をうんとやるんですね。一番は頭ですね。それで、頭に毒がうんとあるために、霊も憑りやすいんです。それからここに祀ってもらいたい祖霊もいますから、やはり、正当に祖霊を祀ってやらなければいけないですね。祖父だけではいけませんね。そうして御神体をお祀りする。それが根本ですよ。そうすれば必ず治りますよ。それから、家の人なんか良く御神書を読んで聞かせるようにするんですね。そうすれば必ず治りますよ。

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p397~398」 昭和27年01月17日