昭和二十七年一月十七日 教集06 (10)

〔御伺い〕 S・S(昭和二三年三月入信。四一歳)。六月ごろより咳が激しく九月ごろより胸部重く心臓が高ぶり、二四年三月教会にお詣りさせていただき、一週間ほど右半身が不自由になり、また一週間後には左半身が不自由となり、同時に右は治り、左も一週間ほどで治り、以後体がだるく心臓が高ぶります。一〇月には激しい咳と鼻汁が三カ月あまり出ました。二五年三月ごろ三合くらい喀血し、少し楽になり、仕事もできるようになりましたが、八月ごろより急に重くなり、教会にて御浄霊いただき、一〇日ほどで良くなり、仕事もできるようになりました。二六年四月喀血し、やや楽になりましたが、五月ごろより声が出なくなり、五月末京都で明主様に御面会いただきましてより、まったく出なくなりました。六月半ばごろより、御浄霊いただき、田植えもできるようになりました。九月一〇日ごろより、ふたたび胸が悪く心臓が高ぶり、全身が浮腫み、足が重く、下腹が膨ります。一二年前に母親が鳥小屋で蛇を殺してより急病になり、伏していることができず。舌をベロベロ出し、水を欲しがり、目が座り、付け根付近が痛み苦しみ、一カ月ほどにて死亡。父親も二五年三月ごろより、体がだるくフラフラしており、現在は寝たままでございます。父親、母親、私の御浄化は、霊的関係がございましょうか。また御浄霊の箇所御教示のほどお願い申し上げます。なお御神体、御屏風観音様は二四年三月御奉斎させていただいております。

【 御垂示 】 これは蛇が憑ったんですね。これは、霊的と薬毒と両方ですね。喀血だとか、鼻汁が出たというのは、蛇がまだ入っているな。しかし、治るには治りますよ。もう一息だね。ですから、少し良くなったら、できるだけ人助けをするんですね。浄霊して人の病気を治すと……そうするとずっと早く治りますよ。それによって、蛇も救われていきますからね。そう気にする必要はないです。

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p406~407」 昭和27年01月17日