昭和二十六年十二月二十八日 『御教え集』五号 (2) 

御教え いま私は『結核信仰療法』という本を書いてますが、それを早く書き上げちゃおうと思って、他の原稿を書かないから、今日はだいたい、別に取り止めのない話だけにしようと思ってますがね。この結核の本も、今度は思いきって書きましたからね。これは今度……各医科大学、医師会、病院、結核療養所という所に、ただ配ろうと思いますしね。これを見たらびっくりするだろうと思いますね。俺たちが結核を作っているんだと、ひどいことを言いやがる。なんだ、こんな……岡田なんて新宗教のいい加減なインチキ的なものをこしらえやがって、われわれをこんなに、こっぴどくやるなんて、怪しからん奴だなんて……怒る人、憤慨する人、ははあ、なるほど理屈は合っているな、良くこれだけのことが分かったなと感心する人もある。ところで、病院なんかで、病院中の評判になりますよね。すると、や、これはなかなか……なるほどと思うところがある。そんなことは非科学的で、そんなことはない、と。ガヤガヤ論議があるでしょうがね。それで良いんです。まず、原子爆弾をぶっつけるようなものですからね。いままで知らないことを知るんですからね。それで、中には患者で見るのもあるでしょうね。けれども、だんだん読んでいくうちに、こっちの言うことは事実を根拠としてありますからね。ただ理屈だけじゃないからね。そこにお蔭話をたくさんつけてありますから、ちょっと、否定もできないわけですね。で、これを第一弾として、反響を見ようと思ってますがね。なんとしても、医学の間違いですね。これを解らせなければしようがない。じきに、だんだんに解ってきますからね。そうして、これだけを知っておけば良いんですからね。そうして、いまに浄化がもっと強くなれば一般人が……病人がたくさんできますからね。それで、お医者がちょっと触ると、ころっと死にますから、危なくてしようがない。そのときに、これなんだ、メシヤ教が変わった……変なことを言ったが、と。それじゃ、メシヤ教に頭を下げるよりしようがないということになりますから、その一つの予告ですね。

 それから『文明の創造』もだいたい三分の二以上は書けましたからね。もう一息だろうと思います。 いま「天国篇」といって地上天国の状態ですね……それを書いている。これは、今度の「元旦号」に、「天国篇」の一部を出しましたがね。この間、一遍読みましたがね。今度出したのは、国際上のことですね。世界のだいたいの形ですね。それからだんだん、経済、教育、芸術……そういう方面を書くつもりです。ですから、もうじきできあがるつもりです。それから、その仕上げをしなければならない。来春辺りは、どんなにしても書き上げるつもりです。これも翻訳して世界中に配るわけです。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月28日