昭和二十六年十二月二十五日 『御教え集』五号 (明主様御聖誕祭)(5) 

(御論文「九分九厘と一厘」朗読)〔「著述篇」第一〇巻三二八-三三二頁〕

 いま書いた……つまり、本当のことをぶちまけてみれば、医学というのは、邪神が作ったものです。では、なぜ医学を作ったかというと、人間を弱らせるんです。それでヒョロヒョロにして、そうして最後の奥の手を出して、世界を制覇しようというのが、邪神の二〇〇〇年前からの計画なんです。ですから、それで……さもさも進歩したように見せて、これによって人間の生命は、医学の進歩によって解決されるというように、実にうまく瞞し込んじゃったんですね。ですから、治りそうに見えていて、結局治らないですね。健康にはならない。これは信者さんは良く知っているけれども、あれはつまり……一時的ちょっと……注射をするとか、いろんな手当てをすると、ちょっと一時的に良いですからね。さもさも治るように瞞しちゃうんですね。瞞しちゃうと言っても、ふつうの人ではない……お医者さんが瞞されたんですね。お医者さんが瞞されて、一般人が瞞されたんですね。それを見破ったのが私なのですからね。邪神のほうにとっては、私という人間はたいへんなんです。そこで、いろんな迫害や、いろいろ妨害しようとして……しかし今度は、以前のキリストやなんかの時代と違って、いま霊界のほうが変わりつつありますから、邪神のほうの力が弱ってきて、結局往生するんです。邪神の力が弱っただけ、こっちが発展したんです。だから、発展するか発展しないかは、邪神の妨害が多いか少ないかに因るんですから、立派なものだ……メシヤ教は、と。病気が治る、と腹の中で分かっていて、どうも入る気になれないというのは、邪神が抑えているんですね。その抑えが弱ってくると、だんだん入ってくるようになる。やっぱり時期ですよ。一日一日霊界が違ってきましたがね。霊界が明るくなるのが、だんだん早くなるんですね。ですから、いずれ一般人がいろんな病気で二致も三致も行かなくなりますね。お医者さんが、手をつけるとすぐ死んじゃうということになる。いままで効いたということは、固め療法ですからね。一時固まったから良かったが、だんだん浄化が強くなるから固まらなくなって、すぐ溶けるからね。浄化が起るから、すぐ熱が出たり、痛くなったり、いろいろする。で、すぐに薬が溶けるとともに、今度は命がすぐに解けちゃう。そうなると、メシヤ教より他に救われるものはないから、というのでたいへんなものです。もう長いことはないです。もう一息の辛抱です。だいたい、一生懸命宣伝したり、こっちでいろんなことを言ったりして、じゃ入ってみようというんじゃ本当じゃないんです。先のほうで「お助けください」とワンワン言ってくるようでなければならないし、こっちのほうで、そう一遍に来ては困るというくらいでなければ本当じゃないんです。こういろいろ説明して、そうして買ってもらうというんじゃ、はなはだどうも……理屈に合わないんですからね。いま、金が一匁三〇〇〇円として、それを三〇円くらいで売るんですからね。少し馬鹿馬鹿しいんですが、そうするよりしようがないんですが、いずれは……他に行けば三〇〇〇円するが……あそこは三〇円だから、あそこに行こうということになる。それがあたりまえなんです。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月25日