昭和二十六年十二月二十五日 『御教え集』五号 (明主様御聖誕祭)(3) 

御伺い 五歳の男子。生まれつき両眼大きく、医師より「生長するに従って視力が減退する」と言われ、生後八カ月のとき、右眼を手術いたし、その後右眼はぜんぜん視力なく、黒玉が白くなっております。左眼はそうとうに大きく出ており、視力は強度の近眼くらいでございます。種々の療法を始め信仰にもすがり、本月初め本教のお話を聞き、一八日に私(母)が入信させていただきました。これは、霊的になにか関係がございましょうか。また薬毒のためでございましょうか。御浄霊の箇所を御教示くださいませ。

御垂示 大きくというのは、どういうように大きいのかな……目が大きいということはないんだから、瞼が大きいのかな。黒玉が白く……これは、お医者がこしらえたんだからね。手術しなければ、なんでもないんだがね。手術した後白くなっているというのは、かなり薬毒が……消毒薬ですね。消毒薬が溜まって、それが固まって白くしたんだから……これは治りますがね。これは眼に……眼球の裏のほうに毒があるんですよ。それが圧迫しているんです。押されているんですね。気長にやれば治ります。溶けてきますからね。元はこっち(延髄)ですからね。それを良く溶かしていくと目脂になって出ますから、それでだんだん治っていきます。ただ、いろんなことをやっただけ治りが悪いんですね。いままで、なにもしてなかったらなんでもないんですがね。まだ五歳だから……年が行かないから……治り良いから、いま言ったように気長にやれば良いです。浄霊は目の奥のほうと、こっち(延髄)ですから、それを狙ってやれば治ります。それから、頚のまわりにも、毒の固まりがありますから、そこを良く探してやれば良いですね。よく、人が良いと言うことは残らずやったということは、お蔭話に書いてありますがね。人が、良いと言ったことは、あべこべなんだからね。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月25日