それから、五六七の世について、『文明の創造』の「天国篇」を書き始めたですが、「天国篇」の最初の……だいたい基礎的の意味ですね。そういうことを書いたんですが、いま読ませます。
(御論文「天国篇」朗読)〔「著述篇」第一〇巻三一三-三一四頁〕
これから、いろいろ……経済、教育、芸術、社会機構ですね。そういうものも、私が書いていくつもりです。人類世界というのは、こうなるべきものだ。こうすべきものだ。こうすれば、戦争とか病気とか貧乏とかいう……いろんなそういう苦しいことはなくなるという説明書ですね。で、これを、できあがったら、英文に訳して世界中の主な識者ですね。そういう方面に読ませるんです。要するに、新しい文明ですね。新しい文明の教育ですね。それをして、そうしてなるほどこういうやり方は本当だという……昔から……西洋の学者のいう……つまりユートピア的な理想や、いろいろ書いたのがあるにはあるようですが、つまり徹底しなかったものを……今後ははっきりとこうだ。というように書いていくんですね。私はあんまり見ないけれども、そういうふうに思われるんです。そうして、つまり、やることが……設計書というのが、これが天国の福音なんです。『聖書』にある「天国の福音を普く述べ伝えらるべし」というのは、これなんですね。「然る後末期到る」というんですね。そうして、浄化力が強くなる。浄化力が強くなって、一番現われるのは病気ですね。人類が、病気が起って、どんどん死んじゃうんです。そうすると、医学で治そうとして、ちょっと触ると、ころっと死んじゃうというんです。注射したら、即座に死ぬ。つまり浄化力が強いから、固まっている時間がないから、医学じゃ駄目です。で、メシヤ教が言ったあれに違いないというので、わーっと来て、頭を下げるんです。そう単純に……すぐにはいかないですが、結局そこにいくんです。そうして五六七の世ができるんです。いま読んだのは、世の中の……世界の組織ですね。その根本ですね……そういうものを書いたんですがね。『文明の創造』という本は、天国の福音と……その「天国の福音を普く述べ伝えらるべし」と言ったところで、これは世界人類に知らせなければならない。それを信じないで亡びるのは、自業自得なんですからね。神様のほうは、ちゃんとやるだけのことはやって、世界中にたくさん、つかまるように綱を出している。つかまらないのは、つかまらない者が悪いんだから、亡びるよりしようがないですね。そういう根本は、意味があるんです。だんだんメシヤ教の動きと、世界的に浄化がだんだん強くなるということやなにかも、それからいろんなことがありますけれども、結局だんだんそこにいくと、だいたい解るわけですね。