次に汚職問題ので……この間のは「無神迷信」ですね。あれを、もういっぱい深いところを書いたものです。
(御論文「悪は何故暴露するか」朗読)〔「著述篇」第九巻六二四-六二六頁〕
それから、最近のお蔭話の中で、医療のためにずいぶんひどい目に遭った経路が実に良く書いてある。これを読んでいると、実際涙がこぼれてきますね。
(御論文「医学が悲劇を作る」およびお蔭話朗読)〔「著述篇」補巻二、四一五-四一九頁〕
つまり、この人なんかは、最初は鼠蹊腺が腫れただけですね。なぜ鼠蹊腺が腫れたかというと、戦争に行く人は注射を受けますからね。この注射はたいていここ(頭部)に腫れる。前にうんと腫れた人がありましたが、それでもそこに穴が開いて膿が出て治ります。これもそれなんです。医学は解らないから、いろいろつついて、いろんな病気を作っていったんです。いま読んだように、あっちもこっちも次々悪くなる。一家心中しなければならないようなことになった。いったい、こんな不仕合せな目にだれが遭わせたかというと、戦争は勿論ですが、現代医学がこんな目に遭わせた。それをだれも知らないで、良いと錯角しているんですから、実に大問題です。こういう人が、いま何十万人あるか、分からないですね。だからまず、これを救うということが第一番ですね。
「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月11日