昭和二十六年十二月十一日  『御教え集』五号 (1) 

御伺い 入信以前に子宮癌を手術し、入信後(九月一日)お伺い申し上げまして御守護をいただきその後順調にまいりましたところ、一一月末より出血多く、一二月初め御不浄にて拳大の毒血の固まりが二個出て、出血多く、御不浄内で倒れました。一時は危険状態でありましたが、御浄霊にて御守護いただき小康を得、出血は止まりました。現在は食欲は軽く一膳くらいのお粥を食べるくらいで、全身だるく特に手足がだるく、気力は衰え、手術いたしました患部に拳大の固まりが残っており、痛みはございません。御浄霊はどこをさせていただきましたら、よろしゅうございましょうか。

御垂示 これはたいへん結構ですね。この固まりというのは子宮癌ですね……癌であったかもしれないですね。お医者は、開けてみてそこを取らずに、そっとしておいてあるかもしれないが、これは……子宮癌というのはほとんど血の固まりですから、これはそれでしょう。だから結構です。食欲がないのは、熱があるためですよ。だから、そう長くは続かないです。それで、だいたいそういった固まりが取れると、そこがきれいになるからして、平均浄化が起ったんですね。だから、首とか肩とか背中とか……そういう所から熱が出るんですから、そこを調べて、そこの熱が冷めれば……冷めます、たいしたことはない。

御伺い ときどき、記憶が、ぼっとしたようになります。

御垂示 貧血のためです。血の固まりが取れると、脱落したようになる。貧血したようになります。ここ(頸部淋巴腺)を見てご覧なさい。ここから熱が出ているかもしれない。非常に結構なものですからね。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p231」 昭和26年12月11日