御伺い 五三歳の信者。昭和二五年秋、腹部に湯呑み大の固結ができ、本年春医師に「腸間膜何々」と言われ、切開手術のうえ大小二一個の固結を取りました。本年夏ふたたび同じ所に大きい固結ができ、本年一一月入信し御浄霊をいただきましてより、激痛一回、小水が濁り、便秘がなくなり、腹部内でゴーゴーという音が聞こえるようになりました。働くと苦しく、歩行困難になります。なお、腹部に固結が発生したころに、南方にて長男戦病死の公報がありました。これはいかなる原因でございましょうか。
御垂示 便秘がなくなり……おかしいな。これは霊的と関係ありませんよ。お腹に、最初二一個の……これはつまり、やっぱり医者のほうで言う結核性腹膜とか、そういったようなものですがね。膿の固まりですよ。それを浄霊すると、一つ一つ取れていきますが、手術で止めましたからね。止めると反動が起りますから、大きい固結というのはそれですよ。ゴーゴー……これは溶けたわけですね。気長にやれば治らないことはありませんよ。これはやっぱり、元は薬毒ですよ。腎臓を良くやってやるんですね。病気は簡単なものですね。
「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月08日