御伺い A・Y(未入信)の飼牛が非常に涙をこぼしますので目を開いてみましたところ、黒玉の中に細い糸のような一寸くらいの虫がおり、獣医に診せたところ、さっそく針を入れて出そうとしたが、取れずに失明して白く腫れました。その後頼まれて御浄霊をいたしましたところ、五日ほどで黒玉が見え出しましたが、やはり虫はピンピンしています。その後御浄霊をしていると虫は見えなくなりました。これは霊的でございましょうか。
御垂示 おもしろいね。これはずいぶん変だね。虫はピンピンというんだからね。これは、霊的にも言えるけれども、なにかの折に眼に入った虫が、そこに食いついて、だんだん育っていった。そうして、つまり浄霊したために、そういう虫はみんな毒を食うんだから、毒を食ってしまったので、それで弱ったというんで、別にたいしたことはないですよ。
「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月08日