昭和二十六年十二月八日 『御垂示録』五号 (2)

〔 質問者 〕位牌が一五以上あり、仏壇の段が一階で。

 それは駄目だ。つまり、すべて相応しなければならない。仏壇の大きさと位牌の数は、ちょうど良いようにしなければ……御先祖が来ても、居心地が悪いですよ。人間と同じで、狭い家に多勢いては気持ちが悪いでしょう。そうかと言って広すぎても……一人か二人でもなんだ……いま言ったような具合にやりなさい。位牌をこしらえ直すと良い。

  

〔 質問者 〕先祖を真ん中にした場合に、主人の父母の位牌を別々にした場合は、向かって右が上座なので、父は先祖に近いほうに。

 真ん中が一番上座でしょう。真ん中に寄ったほうが上座にすれば良い。その場合は、右左は関係ない。なんでも左が上だといって、左にするとおかしいものになっちゃう。下座上座がないような場合は左が上座になる。そうでないのは、そういった……真ん中を上座にする。私がここにいて、左が上座というと、あっちに行っちゃう。格好が悪い。
  

〔 質問者 〕主人側の兄妹の位牌と、奥さんの里方のは、どちらが上でございましょうか。

 里方が下になる。里方は枝になるからね。兄妹は実家だから、そういう場合は、兄妹が上になる。

「『御垂示録』五号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年12月08日