昭和二十六年十二月八日  『御教え集』五号 (11) 

御伺い 私の娘S(未入信。三〇歳)本年二月一七日無事二度目のお産をいたしましたが、四日目に自分で便所に行こうとして二、三歩、歩きかけましたとき、急に目まいを感じ、足に力が入らず、気が遠くなりかけ、そのまま床につきました。御浄霊を一週間いただきましたが、はかばかしくございません。私一人の入信のため、家族は反対で、Y病院に一週間通い電気および注射などをいたし、かえって悪化いたしましたので、家で灸および漢方薬などをいたしましたが、同じ状態でございます。九月よりふたたび御浄霊をいただくようになりましたが、変化ございません。頭部中央、後頭部が痛み、見たところは元気ですが、力が入りません。月経も産後五カ月目よりありましたが、不順でございます。月経前三、四日は特に頭痛激しく起きていることができません。対談や大声や物のキシム音などはたいへん堪えられません。食事はふつうでございます。御浄霊の箇所を御垂示のほどお願い申し上げます。なお、私が娘を浄霊いたしますと、その直後に私の目がタダレたようになります。しかし、他の人の場合はさほどひどくはございません。これはいかなるわけでございましょうか。

御垂示 便所に行こうとして……これはいかんな。産後は、絶対にこういう軽はずみをしてはいけませんね。一週間は寝たっきりで、一週間経ってから座るくらいで、二週間経ってから歩くと、それでなんともないんです。これは、早く歩きすぎたんです。これは脳貧血ですよ。月経は五カ月目より……早すぎたな。大声……これは脳貧血の特徴ですね。これは、別にたいしたことはない。やっぱり浄霊に力が入るんじゃないかな。非常に効きが悪いようですね。ここ(頸部淋巴腺)を大いにやらなければならないね。そんなものですね。ここをやってご覧なさい。それで良いでしょう。

「『御教え集』五号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年12月08日