昭和二十六年十一月二十八日  『御教え集』四号 (4) 

御伺い 一〇歳の男子。四歳のとき急性胃腸と脳膜炎を起し、医者にて絶望状態を救われましたが、同年九月より、引きつけるようになり後天性癲癇と言われ、月一回必ず、夜明け前に発作を起し、症状は、強度に引きつけ尿を漏らします。発作後は無意識に頭痛を訴えます。学校の成績は悪く、いたずらっ子で家人を困らせております。その家には、別に霊的に関係のあるような死に方をいたしてはいないように思われます。祖母は熱心な天理教信者であります。家人が言いますには、お腹の具合が悪いときには、必ず発作を起しやすいとのことでございます。右はいかなる原因でございましょうか。霊的でなく脳膜炎を固めることによっても、このような症状を起すものでございましょうか。御救いいただきますには、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。

御垂示 これは霊的じゃありませんよ。脳膜炎を固めてあるんです。それで、前頭部ですね。ここに固まっている。それで、癲癇のような症状が起るんですね。強度に引きつける……これは前頭部の中の……脳が、非常に神経を使う機能になってますから……それから、尿を漏らします……小便を催すとかいうのは前頭部に神経があるんですから、ここに浄化が起るために、そういった神経が鈍くなる……ぼーっとして鈍くなる。それで、尿を漏らす。発作中に無意識に……ここに浄化が起るから……強く起るので無意識になる。それが溶けるためです。学校の成績……無論悪いですね。いま、天理教じゃ治りませんね。それだけですからね。前頭部の中を浄霊すると、すっかり治ります。これも、力を絶対入れちゃいけません。これは、良くなると、目脂や洟が出ますから、そうしたら、しめたものです。それから痰が出ることもあります。そんな……排泄物で治ってきます。

 それから、お腹の具合が悪いときは発作を……これは、お腹と頭は続いてますから、ここに浄化が起るときは、お腹も浄化する。だから、ここ(頭部)を浄霊するとお腹がグーグーと鳴ることがあります。天地になってますからね。

「『御教え集』四号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年11月28日