御伺い K・C(五五歳)と申す信者でございます。昭和二五年一二月受講中、脳溢血的症状で倒れ数日間人事 不省となりましたが、御守護いただき回復させていただきました。本年七月再浄化いただき、隔日くらいに御浄霊させていただいております(他の日は家族がいたしております)。現在まであまり変化なく、当人も家族も多少焦燥の気味でございます。症状は絶えず頭が重く、折々目まいがあり、まれに吐き気があり、記憶力は非常に減退しております。七歳のころ、角膜炎の手術二回、この折全身麻酔をし、現在は弟さんの家にて養生中で、そこには御神体奉斎され御屏風観音様もお祀りさせていただき、日中の気分の良いときは、努めて御神書を拝読させていただいております。なにかと不平がちでございまして、ない命を救われたという感謝の念の乏しかったことをお詫び申し上げます。最近やや改心いたし、不平はなくなってまいりました。御浄霊の重点および、信仰上改心いたすべき点を御教えのほどお願い申し上げます。
御垂示 七月再浄化で、三月くらいしか経たないですね。それで焦燥なんて、よっぽど言ってやると良い。中風的症状で、三月や四月で、良いとか悪いとかいうのでは、問題にならないですね。これはふつううっちゃらかしておくと何十年も治りっこないんですからね。一年や二年は、なにも焦らずに任せておくという心持ちでないと駄目ですね。病気は……あらゆる病気は、焦るというのが……執着ですからね。いつも言う通り、そうすると治らなくなる。かえって、治そう治そうというと、それが逆になりますから、治らなくなる。こういうことは、家の人に良く言ってやると良い。だから、死ぬまい死ぬまいとすると、かえって死ぬ。そんなことを考えないと、生きる。この間も言ったが、逆効果になるからね。浄霊の重点や信仰上改心する点というのは、御神書読んでいるでしょう……結構ですよ。頭ですね。頭に毒が非常にありますから、頭を主にしてやると良い。それから、ここ(頸部淋巴腺)ですね。それで少しずつ治っていくわけですよ。