昭和二十六年十一月八日  『御教え集』四号 (3)

御伺い J・T(一一歳)は鼻出血が縁で入信いたし、大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎、毎月お祭りさせていただいております。当時は毎日のように鼻血が出ておりましたのが、御浄霊の当日から出なくなりました。その後約二カ月後に、二時間にわたり出血をみました。爾後は半年に一回くらいずつ一、二時間出ます。本年に入ってから三回出ました。それで毎回一升ないし二升の出血(胃液とともに)をみるのでございますが、出る際は右とか左とかきまっておらず、出血の前兆とでも申しますか、必ず一週間くらい前から鼻づまりがいたし、出血が終わるときは足先まで痺れると止まります。なお先月より、いままで鼻血の出なかった祖母(八三歳)も三回鼻血をみました。祖母のほうは左の鼻から出ます(右は出ません)。本月三日から、毎日三〇分ないし一時間にわたって出ますが、祖母のほうは孫Tと違って前兆ならびに止血する際の変調はありません。二人とも鼻血の色はふつうの血の色でございます。孫のほうは止血後二、三時間青冷めております。一日経つと全快いたします。この原因と御浄霊箇所、御垂示のほどお願い申し上げます。

御垂示 おもしろい苗字だね。どういうふうに出てくるんですか。

御伺い 仰向けに寝ておりますと、咽喉に入っていくようでございますが、それがまた、出てまいります。

御垂示 鼻血に毒があるんだね。薬毒の古いやつです。これは良いですね。これがないと脳膜炎になります。これは、鼻から出ない分だけ……鼻から出きらないで、下にいって足先まで流れていくんですね。右は出ません……いまに右からも出ますよ。変調はありません……少ないからだね。この血は、頭の中にある。前頭部ですね。出るだけ出れば治ってしまいますから、これはたいへん結構ですよ。おばあさんも、やっぱり浄化が起って溶けて出てきたんだから、これも結構です。寿命が伸びますからね。

「『御教え集』四号、岡田茂吉全集講話篇第五巻p」 昭和26年11月08日