〔 質問者 〕足の甲の浮腫んだときは死の直前と御教えいただいておりますが、浮腫みはいかなる作用でしょうか。
死の前という意味ですね。たいした意味はないですね。やっぱり薬毒で……足の甲なんてのは、つまり浮腫むべきものじゃないんです。そういうものは浮腫まないうちに、他に排泄されるものですがね。腎臓で排泄されない人は体が弱っているから、あらゆる汚物は下に下にと下がります。それを途中で処分するだけの力がなくなっているんですね。そこで、生命を保持することができなくなる。足の甲ばかりじゃない。よく口が乾きますね。唾が出なくなる。あれがそうです。唾という粘液を出す力がなくなるんですね。
「『御垂示録』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月08日