昭和二十六年九月八日 『御垂示録』二号 (24)

〔 質問者 〕チフスや赤痢の場合にお腹を見ますが、赤痢は分かりますが、チフスは分かりません。

 チフスや赤痢にしろ、お腹に必ず熱がある。チフスのほうは頭が痛い。赤痢はそんなことはない。チフスというのは、熱の高い割に脈が低い。チフスときめるには、熱と脈の関係、頭が痛いこと、それから四時になると熱が高くなる。そうしたら流動物にして、浄霊すると二、三日したら治ります。
  

〔 質問者 〕流動物は重湯でよろしいのですか。

 そうです。熱が下がったら、お粥をやる。
  

〔 質問者 〕Nという医者ですが、チフスは脾臓が腫れていると言ってました。

 脾臓が腫れるのは糖尿病ですがね。チフスは場所が違う。チフスは小腸ですからね。そういう患者が二、三あったから、そう思うんでしょう。

  

〔 質問者 〕チフスをいたしましたが、検便しない先に治りました。

 治りますよ。だいたい、チフスは小腸に穴があくんです。それに固いものがつっかえると熱が出るんです。浄霊すれば流動物でなくても治ります。ただ、流動物のほうが早く治ります。

「『御垂示録』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月08日