〔 質問者 〕鳥取県に賀露神社というのがありますが、そこの霊が出てまいり、その神社には桃の実があります。黄泉比良坂の戦いのとき、桃の実を投げる役目をしていたそうです。すると金毛九尾がたくさんの眷族を連れて出てき、賀露神社のほうも軍勢を集めて、最初桃の実を一八投げても収まらず、三八投げて、それでも駄目で、五〇ずつ二回投げて、それでいくぶん退散したらしいのですが、親玉は浄霊しても祝詞を奏げても、ぜんぜん手に負えません。これに対してはどうしたらよろしいでしょうか。
【 明主様 】 それは本当でしょう。本物です。
〔 質問者 〕淫蕩的で、映画を見てもああいう色目は見たことがありません。舞をまい、唄を歌い、吉備真備の袖の下に隠れて入ってきたと言ってました。
【 明主様 】 金毛九尾はいまだってたいへんな力があります。なぜと言って、つまり人間を淫蕩的に堕落させるんです。女ですね。みんな金毛九尾がやっている。ストリップ・ガール、パンパン……みんな金毛九尾がやっている。そんなことばかりではない。ほうぼうの妻君にも憑いている。
金毛九尾の力がなくなったら、五六七の世です。五六七の世になるまではやってます。しかし、だんだん弱ってくるが、まだそうとう力が強い。金毛九尾に絶対に勝つのは私くらいしかない。他の者は負ける場合がある。しかし負けっきりにはならない。神様の御守護があるから、そう恐れることはない。とにかく、そうとう力のついた信者の妻君にも、どんどん憑っていきます。
〔 質問者 〕吉備真備の尊に聞いてみましたら、信者の中にもいると注意されました。
【 明主様 】 私の周囲にもそうとうおります。
「『御垂示録』二号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年09月08日