御伺い 一二歳の男の子と九歳の女の子の兄妹が生まれつき目が悪く、男の子は四歳ごろまで歩くことができず俯いてばかりおりましたが、その後薄く見えるようになり、外へ出て遊び、絵本なども三寸くらいの近い所では見えるようですが学校へは行けません。低能で狂暴性で、気に入らぬと物を投げたり毀したり暴れまわり、手のつけようがなかったのですが、三週間浄霊を続けましたので、だいぶおとなしくなりましたが、目のほうはなんの変化もありません。目の玉は黒目は美しいのですが、白目は腫れあがって、玉はたえずクルクル動いております。
女の子は男の子よりは少し良く、歩くのもふつうに歩けるようになりました。智能もふつうですが、やはり学校へは行けません。父親は四七歳ですが、結婚前に梅毒をやったことのある人です。長男や長女はいたって健康ですがその次が死産し、その後二人生まれて間もなく死亡したとのことです(その次に生まれたのが前記の男と女の子でございます。その下に男の子がおりますが、なんの異常もありません)。そのころ父親は脳を煩い、M病院に入院したこともあります。現在は酒屋をしておりますが、妻君がすべてをやっております。主人は人に挨拶もせず、笑ったこともあまりないようです。やはり目が悪く、ときどき自分で洗っております。
御垂示 ずいぶん厄介なことだね。なにか頭に祟ってるんですね。頭の浄化のためですね。これは頭に非常に毒があるんです……系統的にね。そこにもっていって、梅毒で薬毒を入れたからね。これでみんな頭が悪くなるが、これは梅毒と、梅毒を治そうとする薬ですね。その薬毒です。それが悪いんです。事実は梅毒よりも、それを治そうとする薬のほうが、よけい毒を与えている。梅毒より六百六号が恐いんです。六百六号をやった人は必ず頭が悪くなります。この家は信仰に入っているんですか。
御伺い 入っていないようでございます。
御垂示 信仰に入って奥さんが熱心にならなければならないですね。そうして、非常に罪が……メグリがうんとあります。頭が悪いということは祖先が霊界で苦しんでいるということですね。こういうのは祖先の罪のメグリですね。それが頭に来ます。霊界で祖先が非常に苦しんでいる。早くお祀りさせて、徹底的に信仰させる。それより他に救われる道はないです。