御教え 『文明の創造』の医学に関したこともほとんどできた。ただ、いままでのは科学的にだが、これからは霊的にですね。病気を霊的に説いて、だんだん宗教に入って行く。結局、問題の解決は病気をなくすればいいんです。それだけです。病気をなくすということは、病気を作らないことにすればいいんだ。そうすると、病気は医学が作ってるんですから、それに医学が目覚めればいいんです。そう難しいんじゃない。今朝、百余歳になるお婆さんと、その孫、曾孫などたくさん写真に出てました。そのお婆さんは薬、注射は大嫌いと言っています。もし医学が良いものなら、そうした薬や注射をやってくれと言うんです……あべこべならね。だれでも一〇〇以上は生きるんです。ですから病気で死ぬというのは不自然死と言うんですがね。自然死はどうしても一〇〇以上で死ぬんです。だから、みんな自然死の人間になればいいんです。わけはないんです。体に薬を入れてなければいいんです。それ以外で死ぬのは薬で死ぬんです。それは薬という迷信にかかっているからです。迷信ではこれほどすばらしいものはない。これを打破するんです。いまはこれだけのことが言えますが、以前にこんなことを言うと、すぐにやられちゃうんです。そうして、薬のためにみんな病人になる。肉体的の病人かというと精神的の病人なんです。それが戦争の原因です。だから人類が薬を服まないと戦争がなくなる。それをいまから書くんですがね。それから、それじゃ西洋医学はだれがなんの目的でつくったかということが、結局問題になりますが、これはたいへんな問題になります。これは人類を弱らせようという目的でやっている。それが医学です。そうして、病気が治るように見せかけるんです。実に巧妙なんです。それが邪神のやり方です。その仕事に二〇〇〇年前からかかっている。そうして人間を弱らせ、人間の命を縮めて目的を達しようというんです。それを神様に暴露された。その暴露するのが私の仕事です。そうして、非常に妨害せんとしている。しかしどうしても時期が来たんです。つまり邪神の計画ですね。それを、いずれだんだん書くことになりますがね。そうして、いっぽうでは……邪神のほうは人間の体を弱らせ、いっぽうでは戦争をつくって、だんだん世界を掌握しようという大計画なんです。それだけの意味ですが、勿論、正神のほうは、そうしなければ文化は発達しない。だから、結局見方が三段になる。奥の奥の第一段は正神ですね。だからいままではそれで良かった。良かったと言うより、そうするよりほかに物質文化は発達することができなかった。いまからは、それが続いて行くと人類破滅の結果になる。だから、ここまで来たので正神は止めて、本当の経綸をされるんです。
(御論文「悪人は病人なり」朗読)〔「著述篇」第九巻五七三-五七五頁〕
こういうわけなんです。戦争を起すのはみんな動物霊なんですからね。だから人間が殺されようが、残虐な目に遭おうと、かわいそうとか、情けないとか、そういう人間的情愛はぜんぜん起らない。要するに「人の皮着た獣」ですね。それが戦争を起す連中だが、その御本人はそれでいいと思い、いいと思いじゃない、それがおもしろいと思って、踊らされているが、戦争をなくすることは、人間を自由にする獣が人間を操ることができないようにしてしまう。そうするとはなはだ簡単なことだが、それができるんです。いままではできなかったが、これからはできるんです。できることになるというよりか、霊界が明るくなるに従って、そうならざるを得ない。得ないけれども、そういう人間の苦しむところを早くなくしなければならないですね。自然にすればまだ暴れますから、早く暴れないようにするというのがメシヤ教の根本なんです。結局われわれの目的は簡単なんです。病気をなくすること、戦争をなくすること、これだけでも良い。人間の生命を安全にするということが根本です。
それで、戦争がなくなれば、一番さかんになるのはスポーツと芸術です。スポーツはさかんになるでしょう。人間に競争意識はなくてはならん。それが非常にいいんです。それと芸術です。スポーツのほうは他の人が大いにやっているから、われわれがやる必要はない。
そこで、われわれのほうは美術……芸術ですね。そういう方面を大いにやるというわけです。
それから霊界ですね。一時仮死の状態になっていた。いままで、天国とか、地獄とかいろんなことを馬鹿に空想的なようなことが多かったが、これからは現実的なことが多くなる。
(御論文「霊界は在りや」朗読)〔「著述篇」補巻二、三五四-三五六頁〕
いままでは、いろんな……警察とかいうものはなかったんです。これは非常に現実的なんです。光明如来様を祀ってあることは、みんな天国になっているわけですね。それを知らせたんです。おもしろいのは、三階にお祀りしてあるというのは、個人の住居は三階が本当なんです。他の公共的建物とかアパートとかはなんだが……アパートは本当じゃないが、個人のは三階が本当です。しかし二階の人もありますが、本当は三階です。それで美術館を造るにも三階にしたんです。そういうことも、いまの経験……体験談で分かるようでしたのがおもしろいですね。霊界はこの通りなんです。いまはやはり現界の通りになっているものです。そこで、刑罰もその通りで、少し罪の重いのはみんな火葬場にやられて、釜で煮られたり、焼かれたりするんです。二日間昏睡状態だったんだから、二日かかったんですね。つまり神様がこの人を通してみんなに知らせるべく、こういうことをされたんです。これは良い働きをしたわけですね。
それで、これから霊的に関した病気のことを書くんですが、一番最初に書いたのは癌です。癌にも薬毒による癌と霊的による癌とある。薬毒は疑似癌です。先に書いたが、真症癌は霊的なんです。
よく胃癌は手術するんですが、そうすると癌が見つからないで、あわててふさいでしまうのがよくある。つまり霊ですから、逃げたらそれっきりで、蛇なら舌を出しているくらいだ。つまり病気を霊的方面からの……そういう意味の説明なんですが、だいたい分かる程度に書いたんです。簡単なものではなく、ずいぶん複雑なんです。細かく書いたら、きりがないから要点だけ書いた。要するに間違ったことをすると、いかに恐ろしいかということです。共産主義者で働いた人は、ひどい舌癌になるだろう。