昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(浄霊および信仰)(45)

御伺い 神経痛、頭痛、および尿量と天候について。

御垂示 これはたしかに関係はあるがたいしたことはない。元来汗は小便と同じものであって、寒いときには冷えるので汗になって排泄されぬために小便が頻繁に出るのである。女学生には太っているのが多いが、それは学校へ行って小便を我慢する癖がついている。そのため尿が腎臓から外部へ滲出してそれが身体へ溜まる。それで身体が太るのでこれが健康体と誤られやすいが、実は俗にいう小便太りであって、これが病気の原因になる。こんなのは固太りで一見丈夫そうにみえるが、一度病気が起ると悪性である。この好例として、ある娘が固太りで神奈川県で三人の優良健康女学生が表賞された一人であったが、浄化が起り終に死亡した。余剰尿は腎部から背中を伝って背部に溜まり諸病の原因となる。よく背部張りきって筋肉隆々とみゆる人があるが、これが実は尿毒である。小便を我慢するのは右のごとく不可であるが、頻繁に尿をするのも本当ではない。これは腹膜のため膀胱が圧迫され萎縮しているためである。

 神経痛、頭痛などが天候に左右されるのは、天気の悪いときは太陽の光線が少なく、霊界に火素が少ないから毒が固まり、その圧迫で痛むのである。天候に左右されるのは固まる痛さである。

「『教えの光』、『岡田茂吉全集講話篇第五巻p367」 昭和26年05月20日