御伺い ある人の一一代前の方で納棺いたしましたところ、蘇られ、そうして「私は薬師如来の所へ行ってきました。そこは現界でみられないなんとも言えない美しい所であり、お前は私の所へ来るのはまだ早い、もう一度現界に帰りなさい。向こう三カ年命を延ばしてやる。それまでは現界で医者をやり人を救いなさい」と申されたと言いました。その際証拠として仏像と巻物を出したとのことで、そのものはまだ仏壇に祀ってあるそうです。なにか霊的関係がありましょうか。
御垂示 霊界からかえされることは本当にあるが、薬師如来というのは観音様の別名で観音様は薬を服まして病気を治された。これは霊界が夜だったから、溶かすより固めたほうが早く効果があったからで、昼の世界になると反対に火素の量が多くなるから、溶かすほうが早い。私の行なわせる浄霊はそれである。釈迦も『薬草為本』という経文を作って病気は薬で治せと説いたのである。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p363」 昭和26年05月20日