御伺い 栃木県H郡S村のある家で「蒟蒻」の花が咲くごとに家人が死亡いたしておりますが、なにか関係がございましょうか。また「蒟蒻玉」を盗んで栽培いたしましても育たず、なお他人の土地へは繁殖しませんが、なにか原因がありましょうか。
御垂示 なにか霊的のものだ。蒟蒻玉というのはよほど意志のあるものと思われる。植物によっては動物的のものもある。これは意志のある植物で、霊的というよりむしろ神秘的である。以前植木屋に聞いて試したが、人語の判る植物がよくある。花が咲かないので、今年咲かないと切ってしまうと言うと必ず咲く、実に不思議である。また花壇の上を小児の形をしたものが多数踊っているのが見える人がある。これは妖精といって西洋に多くある。これらは植物と動物と密接したものである。淋病の淋菌ゴノコッケンは動物性のときは伝染するが、時が経つと菌が苔のように植物性になると伝染しない。これが酒など呑むとまた動物化するのである。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p338」 昭和26年05月20日