御伺い 人間の想念により天候に異変を来たすとのことですが、二百十日、二十日を厄日と言われ、特に台風などの起りますのは、いかなる理由によるのでしょうか。
御垂示 これは季節的に起るもので大いに必要な現象である。二百十日とか二十日ごろに台風を起すのは稲や作物を倒すが、根を固める働きは大きい。根が張らねば力がなく木など丈夫にならぬ。それで風によって根が張る。根が張ると稲はよくできる。風で倒れるとすれば肥料をやるからである。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p309」 昭和26年05月20日