御伺い 自家で飼育した家畜を殺して食べることは罪悪になりましょうか。
御垂示 家畜類を殺して食うことの可否は一概には決められぬ。営業で殺す場合は割合に罪は軽いが、そうでないのは重いわけで、動物といえども殺されれば怨む。その怨みもたくさんになると、共同して人間に対し恨みを返すことになる。故に年に一遍くらいまとめて供養してやるといい。そうすれば罪は消える。営業でなく自家の家畜を殺す場合は怨みが大きいから必ず供養してやる要がある。そうしてそのとき幽世の大神様に、「その家畜類がこの次は転生して人間に生まれ代わらしてくださるよう」お願いしてやると、かえって大きな功徳となるのである。
「『教えの光』、19510520、岡田茂吉全集講話篇第五巻p335」 昭和26年05月20日