御伺い 二六歳の男(信者)全国珠算競技に第一位を得た人ですが、「七桁」までの暗算は会話をしながら隣の部屋で読み上げたのを違いなく寄せ「八桁」になると耳を澄まさないといけないそうです。実にすばらしい才能と存じます。霊的になにか原因がありましょうか。また天才とはいかなる理由に因るのでしょうか。
御垂示 このような人は計算の方面にすごい頭脳が働くので、生まれ変わるたびに計算の仕事をするので、特に発達したものである。ふつう二〇年か三〇年の経験でそうなるのが何百年もやるわけになる。天才はすべてそうである。人間の頭は使えば使うほど発達する。無限である。であるから何十万年も経てばどんなに人智は発達するか判らない。人間か神か判らないほどに発達する。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p319」 昭和26年05月20日