昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(天文、地文、易学、人事)(20)

御伺い 父が三年前より賭博を始め未だに止まず、家庭不和に悩みまったくどうする術もなく、借金はますます増し、親戚は手を引き公金も米などもかまわず浪費いたします。これでは私も百姓がいやになり途方にくれております。父のこのような行いはいかなるわけでしょうか。また私は今後いかに神様におすがりしたらよろしいでしょうか。

御垂示 お父さんの勝手にさしたほうがよい。いずれ行き当たる時が来る。それまで待つほうがよい。これはその家に祖先の罪があるので、それを早くとらなくてはならぬので、祖先が子孫のだれかを選んで金を使わすのである。使うだけ使うと罪穢れがとれるので、それからいいことが出てきてだんだんよくなる。それを待つのである。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p318」 昭和26年05月20日