御伺い 昭和二二年入信し、二四年一月御神体をお迎え申し上げました。今回次の神様を処分いたしたく思いますが、いかなる方法にしたらよろしいでしょう。
イ井戸神様--井戸の傍にあり、毎年一回氏神様よりヘイシンの入れ替えをする。
ロ荒神様--屋内。
ハ神明様--屋外、鏡の裏は天照大神の文字を記してある。など合計十一神あるが略す。
御垂示 これは整理したほうがよい。ていねいにやれば一つ一つ御神酒をあげお供えものして祝詞を奏げ、口頭で今度光明如来様をお迎えしたため元の御座にお帰り願います。長い間〔の〕御守護の御礼を言い、翌日処分すればよい。置いておく神は一柱もない。大黒様は光明如来様の前、向かって右に台を作って安置する。妙西禅尼は戒名をつけて仏壇へ祀ってやる。鏡はしまっておけばよい。これなどはまだ少ないほうで、多いのになると三〇も四〇も祀っているのがある。いつも言う通りいままで神の力が薄い細い糸のようなもので、一本では心細いから何本もまとめて太くしてつかまるのである。光明如来様なら一本でも太いから安心というわけである。
「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p351」 昭和26年05月20日