昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(浄霊および信仰)(18)

御伺い 遠方へ布教開拓に出た場合、最も効果的な方法を御教えください。

御垂示 別にこういう方法ということはない。根本的にいって誠である。誠の強い人は神様の御守護が強いので、霊が強力に働くからいい結果が得られる。決して焦ってはいけない。焦ると人間の力が上になるから逆効果を来す。またその地方によって、効果のあるなしはその土地の霊界の明暗が大いに関係がある。また産土の神の系統によることもある。熱心な祖霊の活動にもよる。自分は最善の法をつくして、後は神様にお任せすることである。また神様のほうではすべて時期と順序がある。この土地を開いてからでないと、あの土地は開けぬという場合がある。それが人間の思惑と違うことが多い。それを人間は知らぬから、うまく行かぬと焦り出す。この注意が肝腎である。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p351」 昭和26年05月20日