昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(霊および霊界)(15)

御伺い 墓石に自然石を用いるのは墓相学上よくないと聞いておりますが、墓相というものはあるものでしょうか。

御垂示 人間に人相があるように墓相の可否も多少はある。自然石を墓石にするのはあまりよくない。自然石は本来庭石などに使うべきもので、こういうことに使うのは理屈に合わぬからである。

 やはり墓には墓石の形にするのが本当である。霊によってはこういうことを非常に嫌うのがある。墓参りに行くと祖霊が墓へ挨拶に来る。そのとき墓が法にかなっていないと厭がるのである。霊界人はすべて法則通りを好むので実に几帳面なものである。

 また黒石をたいへん嫌うが元来黒色は地獄とか悪魔を表徴するからで、天国は白色または紫色で表わすものである。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p330」 昭和26年05月20日