昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(霊および霊界)(13)

御伺い 現在三五歳の婦人、娘を連れて再婚一年ほど前より月経停止、それより体の調子悪く同時くらいよりお乳が出るようになり、搾ればいまでも出るそうです。主人は先妻との間に一子ができたが、産後二、三日で他界、先妻のほうでも主人のほうでもこれを祀ってないとのことです。お乳の出るのと死んだ子供との間になにか霊的関係がありましょうか。

御垂示 子供の霊が祀っていないため、後妻であるこの人に憑いた。赤子は乳を飲みたいので祖霊の中の正守護神が、霊的に乳を出して霊の子供に飲ませる。それがいくらか物質化して現実の乳となると解釈すべきである。早く祀らないといろいろなことをやる。肩がはる場合、赤子の霊がおぶさることがよくある。乳にブラ下がることもある。そういう場合も赤子の霊が吸うからいくらか乳が出る。以前悲しくもないのに涙が出る人があった。この人は流産したのが祀ってなかった。それを教えてやったらその場で気持ちよくなった。これは流産した子供が憑いていた。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p328」 昭和26年05月20日