昭和二十六年五月二十日 『教えの光』(霊および霊界)(12)

御伺い 狐や狸や猫の霊は多く憑依しますが、犬や猿の霊はいかがでしょうか。

御垂示 狐や狸は人間に憑きやすい。中でも狐は一番憑きやすく、性格からいっても人間に一番似ている。祖霊がなにか知らせる場合、よく狐が代わりになって言う。そういう場合本当のことも嘘のことも言うが、それは狐の性格である。しかしそれを一概に祖霊と決めても狐霊と決めても間違う。その話の中でまじめなことは祖霊の言とみてよく、変な話は狐と思えばいい。狐は人間の言葉を聞く性能を持っている。次は狸で猫は少ない。犬、馬、猿という順である。鼠や豚はあまりない。豚は人間に肉を供するのが使命である。天理教では牛肉はいけないが豚肉はよいとしている。

「『教えの光』、岡田茂吉全集講話篇第五巻p328」 昭和26年05月20日