昭和二十六年四月一日 『御垂示録』六号(4)

  --お道に資格をいただいてやりたいと思っております、ある婦人でございますが、主人に一〇年前から女があり、子供もあるのですが、いつも別れたいと言っているそうです。本人もそう言っておりますが、別れたほうがよろしいでしょうか。

 別れたほうが良いですね。両方で希望するならそのほうがいい。

  --信者でない場合に、どちらも別れたがっている場合には。

 別れて結構です。そういうことが、家のなにかとか、世間の信用に関わることはないですよ。一方的じゃいけないが、両方が一致すれば結構です。そこが難しいんです。先に……両方が希望するから、してやったんですが、しばらくたつと、また一緒にしてくれと言うのがありました。馬鹿にされたような気持ちになったんですが……先方は騙すつもりじゃなかったのですがね。自然でしょうがね。二号なんかあったときは大丈夫ですよ。

「『御垂示録』六号、岡田茂吉全集講話篇第四巻」 昭和26年04月01日