--御神体御奉斎日は、二、四、六、九の日は避くべきでございましょうか。謹んでお伺い申し上げます。
そう決まったこともないが、なるべくよい日がいい。いい日とは一、五、八の数がいい。その意味は、一ははじめであり元であり、主の神であり、五は出ずるであり、火であり陽であり、最高の数である。八は五、三で、伊都能売であり、火、水であり、発する、開く、拡がる、富士山の形、無限の数などで、また十一は、統一であり、経緯結んで始まるという意味で、十五は結んで出ずる。十八は、結んで開く、五六七、三六九の合計であり、また気であり、非常によい。二十一は、二つが結んで始まる意味で、結婚日にもよい。二十五は、五、五、二十五で、日が出ずるという意味で、非常に陽な意味である。二十八は、二つが結んで開くのだから、いいに決まっている。観音様がインドで、観自在菩薩と申されたとき、二十八部衆といって、二十八人の御家来があったことや、法華経は二十八品となっている。その二十五番が観音普門品であり、観音様は日の仏様だから陽である。
ここで、ちょっと神秘なことを書いてみるが、だいたい仏教の教えは七である。というのはお釈迦様は土のミロクであるから、土すなわち七である。七の倍が一四で、その倍が二八であるから、三すなわち水であり月であるとしたら、月と土の教えで、印度とは印が月で度が土であるという意味である。陰土であり、昔インドは月氏国といったのだから、仏教の意味もこれで判ったであろう。
「『地上天国』二十二号、岡田茂吉全集講話篇第五巻」 昭和26年03月25日