昭和二十七年一月二十六日 教集06 (8)

【御教え】 龍神と、よく言いますが、今度のお蔭話に、龍神はあるということがはっきり解るんで、いま読ませます。

(御論文「龍神はある?」およびお蔭話朗読)〔「著述篇」補巻二、四二三-四二四頁〕

 ここで知っておかなければならないことは、龍神がいる井戸とか池とか、埋められた場合、その近くにきれいな水のある所があっても、勝手にそこに移ることができないんです。やはり、霊界では……家宅侵入みたいなものでね。家宅侵入より、もっとやかましいくらいですね。つまり許されなければ、勝手に移ることができないんです。いっぽうに井戸が埋められて、いっぽうにきれいな井戸があったら、そこに移ったら良さそうなものだが、そのくらい霊界は几帳面なものです。そこで人間が、移っていただきたいと言えば、移って差し支えないことになっている。というのは、位は人間のほうが龍神より上なんですからね。力は龍神があるが、位は人間が上なんです。生物では人間が一番上なんです。そこで、人間が移っても良いと言えば移れるんです。いまの龍神なんかは、早くそうしてもらいたく、早く知らせるべく、娘さんをそうしていたんですね。そこで、気がついて、移ることができるようになったので、非常に喜んで、ぜひ自分の姿を見せて、この通り自分がいままで願っていたことが実現した。竜神ということを、ただ口で言っても、だれも正面に信じないですからね。そこで、この通り自分は龍神で、お蔭でこうして移れたということを見せたいんですよ。そこで、その姿を見せたんですね。これは非常に良いですね。これが『栄光』新聞に出れば、読んだ人はいっそう信ずることになりますからね。たいへん良い働きをしたわけですね。

▽次節に続く▽

「『御教え集』六号,講話篇第六巻p430~431」 昭和27年01月26日