昭和二十五年十月十五日 地天17 「叡智の光」 (3)

〔 質問者 〕神様は正しいから邪悪に対しては闘うべしとの御教えと、また邪悪も主神の御経綸にして、善悪不二なれば大乗的にこれを甘受すべしとの御教えがありましたが、この闘うべき邪悪と甘受すべき邪悪との区別について御教えをお願い申し上げます。

 それは、事情によるのである。どっちにも決めることはできない。その的確の判断が、叡智の力である。叡智とは、ある程度信仰が進み誠の心の持ち主になれば、おのずから判断がつくものである。

「『地上天国』十七号、岡田茂吉全集講話篇第三巻」 昭和25年10月15日