昭和二十五年二月二十八日 講話(22) 光録17

〔 質問者 〕近来漁村では不漁続きで、原因は暖流のためだと言われてますが、暖流の変化および暖流寒流の関係についてお伺い申し上げます。

 これは学問的には暖流のためだなんて言うんですがね。しかし、霊的には漁村の漁師が本当のこと、正しいことをやってないために、それだけ海の神様からの御守護が薄いんですよ。だから、この信仰に入った漁師はとてもたくさん獲れるようになるんですよ。それからよく釣りをする人がありますが、あれはちょっと罪になるようですが、この信仰に入ると非常に獲れるんですね。つまり、魚が獲れるということは海の神、あるいは川の神の支配なんですから、その神様から御恵みをいただけるわけなんです。以前ある漁師が、大先生に差し上げようと思って獲ると、必ず思うような魚が獲れるってそう言ってましたがね。ですから、魚が獲れないのは漁村の漁師がどっか間違ったことをやってるんです。それを知らないから暖流や寒流の関係だなんて言ってるんですよ。徳のある人の所には物質が自然に集まってくるのと同じことで、その土地の漁師の心がよくなり、行いが正しければ自然と大漁になるんですよ。

「『御光話録』十七号、岡田茂吉全集講話篇第二巻」 昭和25年02月28日